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保育園が休みになれば仕事が休めるのに、はおかしくないか

先週今週の休業要請の話題で違和感を覚えた街の声のひとつに、子を持つ親の労働者が発した「保育園が休みになれば仕事が休めるのに」という発言がありました。

 

まずは、「それは思ってても口に出すことではなくないですか?」という所への違和感です。ただ、その裏には、平成~令和の労働者がかくも弱い立場に置かれているのかという闇が潜んでいるんですね。

 

「保育園が閉まり、都市部に寄る辺がなく、置いて仕事に行くと幼子が危険」という所まで来ないと、会社が「じゃあ休んでもいいよ」と言わない(ブラック企業なんかはそれでも休まなせないまである)というのは、心情的にも冷たいし、福利厚生の視点からもどうなの?という話です。

 

休業要請前後の報道を見て子を持つ社員の立場を考えられんのは「オッサン新聞読んでないんですか?」と皮肉のひとつも言いたくなりますね。「結婚して子供を持ってはじめて一人前だよガッハッハ」と言いたい貴方の権利を認めるなら、義務も果たすべきだろう。

 

これは、コロナ以前からの問題点が浮き彫りになっている感があります。

 

僕は独身ですし、ゲイなので、今後も自分の子供を持つことはないと思いますが、子供は将来の若者であり、自分らに様々なことを返してくれる存在だと思っています。昨今は「子持ちはふてぶてしい」と揶揄されることが多いですが、では優先度を考えると「子供」より高いものとは何でしょう?と思うわけです。

 

周囲に「ご迷惑」が掛かったとて、子供の命や安全、場合によってはご機嫌かどうかまで含め、大人の他人への「ご迷惑」など些末なことであり、「ふてぶてしい」ことは子を持つ親の態度としてはむしろ当然の防御行動なのだろうなと。こと子供においては自己中心的になれる鈍感力も「親パワー」として必要なことと思います。

 

いい歳したオッサンが寄り集まった企業ですら「緊急事態宣言が出ないと、お客様や偉い人の手前、あれやこれや中止できないなぁ」という「自分で決められなさ」なのですから、弱い立場の労働者から「保育園が休みになれば仕事が休めるのに」という発言が出てしまうのは無理からぬ話です。

 

これを機会に、子供を持つ労働者の働き方、もっと考えましょう?オッサン。

 

テレワークや電子決済など「オッサンが決められなかったから保留になっていたもの」が、必要に迫られて急速に広まってきたのは怪我の功名でしょう。痛手に対してあまりにも小さなメリットではありますが。全ては事態が収束してからではありますが、切り替わった世の中で、僕も新しく始めたいことを模索している段階です。

 

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