特に革靴などで「何足か用意して履き回すと長持ちする」という話があり、同じことが服にも言えると思うのですが、ここ数年思っているのが「そこまで長持ちさせる必要性があるだろうか?」ということです。
長持ちより断捨離が現代の課題
服も靴も思いの外、通常使用でも「持つ」と思うんですよね。よく言われる革靴も磨耗が激しいヒール部分を直せば毎日のように履いていても数年は持ちます。見える部分に穴が空いて買い換えなくては…とは滅多になりません。
服についても、近年は「長持ちさせる事」より「要らない服を断捨離する事」に腐心している人のほうが多いように思います。そうなってくると「長持ちさせる事」に割く努力はしない方がいいと思うわけです。
少ない点数を集中的に使う
大量の衣類を用意するより、少ない点数を短期間に着回し、一点一点を太く短い期間で消耗して新しいものに買い換えるという手法が良いのではないかと考えます。
ミニマリストの方が実践している「同じデザインの服だけ着る」というのも一つのやり方ですが、僕は肌着をジムのトレーニングウェアにもなるスポーツインナーにし、夏はそれだけで過ごすこともあり、スーツを着る場合も下着代わりにし、寒い時期はその上に重ね着をする、という手法に落ち着きました。
インナーは毎日洗濯しますが、上着やボトムはあまり汚れないので2~3日ほど着続けます。すると切り詰めればインナー以外は3着くらいで済む計算になります。実際はもう少し持っていますが、古くなり次第で処分して点数を絞っていく予定です。
靴についても同じで、汚れ仕事用・カジュアル用・革靴(黒・茶)の4足もあれば充分と考えます。スーツを着ない時期は実質「汚れ仕事用」の1足しか使ってませんでした。
点数を絞るメリット
迷いがなくなる
大量の服から着る物を選ぶ手間をなくせるので、迷いがなくなります。最近はハンガーに洗った順番で吊るしておき、順番に着るだけになっています。
デザインの更新が早い
1点ごとの消耗が早くなる為、頃合を見て捨て、新しいものを買うようになります。長持ちさせて十何年も持っている服は、流行が過ぎ年齢にも合わなくなるので、数年周期で消費して買い換えた方がオシャレの観点からも利にかなっています。
スペースの節約
ミニマリスト的な発想になりますが、点数が少ない方が保管場所が少なくて済みます。別視点で考えると、全シーズンの服がクローゼットに収まりきれば「衣替え」の必要がなくなり、急な気候の変化があってもその日の出掛けに対応できるメリットもあります。
よそ行き用の服はレンタルという手も
かと言って、上記のようなスタイルを貫いていると、よそ行き用の服に困ります。特定の服を勝負服と決めてしまうと、出かけるたびに同じ服になってしまうという弊害もありますし、「無駄に長持ち」してしまい、何年も同じ勝負服というかっこ悪い状況にもなってしまいます。
よそ行きの服をスーツで統一するという手もありますが、友人と会うときなどのカジュアルウェアはレンタルでまかなっています。僕は男性向けの「leeap」というサービスを利用しています。
フランス人は10着しか服を持たない コミック版 ダイエット&ライフスタイル 編 (ハーパーコリンズ・ノンフィクション)
- 作者: 村田順子
- 出版社/メーカー: ハーパーコリンズ・ジャパン
- 発売日: 2017/04/13
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る