当ブログの記事は去年まで、行頭を字下げするというルールで執筆していましたが、今年からやめることにしました。
理由は単純に面倒になったからなのですが…。自称ライターであり、歳もいっているという点からすると、イマドキのWeb文章を全面に押し出すよりも「昔感」を出した方が同業者と差別化できるかな…という思惑があってのルール設定でしたが、あまり意味のある行動にも思えなくなってきました。
字下げは全角スペースで行っていましたが、プログラマ笑い話に「全角スペースが嫌い(見ると発狂する)」というものがあります。
プログラムをやらない方にはピンと来ないかもしれませんが、パソコン上では半角か全角かで文字データの取り扱いがだいぶ変わるんです。
- 半角英数・スペース データとして扱われる
- 全角英数・スペース 日本語圏でしか通用しないただの文字
たとえば、売上などを全角で入力してしまうと、数字として計算されないといった現象が日常的にも起こります。全角で数字やスペースを打ってプログラム上で何かとうまく動かなくなることが多発する嫌な思い出を持っているため、全角英数を見せられただけでプログラマを殺すことができるわけです。
更に全角スペースになると、見た目では分かりづらい(半角スペースを2個打っているのと見た目が変わらない)。その上に、プログラムの動作を止めたり邪魔したりする原因に、全角スペースが絡んでいることが多く、何時間もエラーの原因を追究した結果が全角スペース…なんてこともあるわけです。
また、半角・全角が入り混じった文章は、単純に「見栄えが悪い」というのもあります。しかし、けっこう混ぜて使ってる人は多いですね。僕の場合はスペース以外の英数字は全て半角を使うというマイルールを設けています。
それでは字下げも半角スペースでやればいいかというと、Web上での半角スペースは「データ扱い」という性質上、入力しても「スペースとして表示されない、無視される(※されないこともある)」というこれまた厄介者であります。
こうやって書いていくと、本当にあの字下げルールは何だったんだ…と思ってしまいます。 やめてスッキリだ!