ギリギリまでWindows7を使っていたのですが、サポート終了になることから10に移行しました。しかしセットアップ中に困ることが多発。備忘とお役に立てるかもという意図から記事化します。
キーボードが思うように入力できない
症状
- 「半角/全角漢字キー」が「'」の入力に置き換えられている
- 「@」のキーが「[」の入力に置き換えられている など
漢字キーが使えないのが不便なのはもちろん、@が入力できないとメールアドレスすら満足に打てません。解消するまではタスクバーをクリックして日本語入力に切り替え、「あっと」で変換して「@」を出すという力技を使いましたが、ずっとそんなことやってられません。
原因
キーボードが英語配列になっている。
これ、Windows10のパソコンにワイヤレスなどの「使いやすい」キーボードを外付けしている人にかなりの頻度で発生しているようですね。ほんと頼むよMSという感じです。
対処
- スタート→設定→時刻と言語→言語
- 「日本語」の辺りをクリックすると「オプション」ボタンが出現するのでクリック
- ハードウェアキーボードレイアウトの辺りの「レイアウトを変更」をクリック
- 「英語キーボード(101/102キー)」を「日本語キーボード(106/109キー)」に変更
- Windowsを再起動
これで漢字キーも@も打てるようになりました。一安心。
タブレットノートPCを閉じるとマウスポインターが暴れる
症状
- タブレットPCを閉じると画面の特定の場所にポインターが出現
- なんとかマウスは動くものの、動きを止めるとポインターは2の場所に戻る
- そのうち2の位置からポインターが動かなくなったり、ドラッグ状態で固定されるなど「暴れ」出す
僕はノートパソコンを閉じた状態でモニター・マウス・キーボードを繋いぎ、なんちゃってデスクトップPCとして使うという事をしているのですが、今回購入した機種でそれをやろうとしたらこの症状です。
原因
蓋を閉じたタッチパネルがキーボード等に触れて作動している
今回はWindows10は悪くなかったですね。タッチパネルの問題でした。
対処
僕はタッチパネルは使わないので、動かなくすることで解消しました。できればハードウエア側で蓋を閉じた事を感知してタッチパネルを切ってくれれば文句ないんですけどね。
NASが繋がらない
症状
Windows7と同じ手順でNAS用のソフトをインストールしたが、NASが表示されない
SSDになって容量がガタ落ちしたので、以前買ったNASを本格的に活躍させる時が来たのですが、なんと表示されない!7からのデータ移行もあるのでとても困りました。
原因
マイクロソフトアカウントでログインすると、名前に「@」が入るため、一部のNASではログインできなくなる。
Windowsが悪いんじゃん!大体MSの推奨通りに使うと、こうやってぽつぽつと外部とのトラブルが起きがちです。
対処
- スタート→Windowsシステムツール→コントロールパネル
- ユーザーアカウント→Windows資格情報の管理→資格情報の追加
- 「NASの名称かIPアドレス」「ユーザ名」「パスワード」を入力
- NASの設定画面で3の「ユーザ名」「パスワード」を設定
- NASのソフトのアップデート(Windows10用)がないかも確認
要するに「@」の付かないユーザをNAS用に作ることで乗り切るという方法です。Windows10の仕様に沿ったNASを買えば問題ないのでしょうが、スマホや旧パソコンなど様々な機材から繋げるのがNASなわけで、10に合わせろは本末転倒です。
やっぱりWindowsは使いづらい…
この数年、AndroidやiOSの機材を中心に使ってきて、久々にWindowsの初期設定を行いましたが、相変わらずUIがまどろっこしい・目的の設定にアクセスしづらいという昔からのWindowsの悪さを再認識しました。
更に難解にしているのは、表に出している設定画面で全てを行えず、けっきょく奥に隠されたコントロールパネルが必要になるという二度手間。開発者は「Ah…Ha…?コンパネなんて何か月も使ってないだろ?」とか言ってるようですが、その「何か月もコンパネを使わない」状態まで持っていくのに何でこんなに苦労させるんだという話。
まだまだ「パソコン(Windows)のプロ」がAIに楽させてもらえる時代は先のようですね。