ゼロワンもリュウソウジャーも、主人公が倒れて介抱されるという展開が続きました。イケメンの寝顔というのも眼福ですけれど…。
仮面ライダーゼロワン「第24話 ワタシたちの番です 」
今まで或人が関わったヒューマギア達が善意のデータを集め、悪意のアークからメタルクラスタホッパーを開放してゼロワンがパワーアップ!というカタルシス回なのですが、少し残念な点も。
善意のデータが全て或人の行動だったので、まあ或人の優しさが奇跡を起こした!でもいいのですが、せっかく各現場で活躍しているヒューマギアなのですから、ニギローの親方とか、スマイルから家を買った富豪とか、大和田伸也氏とか、そこら辺の人間の「善意」を集めて…の方が大きな力って感じがして良かったんじゃないかなと。
久々に暗殺ちゃん改め祭田ゼットとか、宇宙野郎昴とか、イケメン密度が高い回だったので良かったっちゃ良かったんですけどね。
マッチの作戦はあっさり流されてたというか、結果も含めて割とどうでも良かった感がありますが、松田エンジが天津をハメてたのは予想外だったので、いい意味でストーリーに裏切られました。
登場時に強敵感のあった天津もどんどん負け越してますし、アークのハッキングにも対策が施され、ここまでの「悪意的な」展開は鳴りを潜め、爽快感が出てくるのかなと期待しています。滅を逃走させた「ボク」に大期待です!
騎士竜戦隊リュウソウジャー「第47話 幸福と絶望の間で」
エラスは全世界の人々を眠らせ、取り込んでエネルギーに変換して地球を作り直そうと画策。プリシャスを取り込んで独立した巨大怪獣の形状となりました。
一話のマイナソーのようにウルトラ怪獣を思わせる演出。一話が正統派の怪獣なら、エラスはエヴァンゲリオンの使途や、ウルトラ怪獣で言うとゼットンのような威圧感を持ちます。
光る樹木のような構造物に人間を取り込んで養分にするという演出は、エヴァやアクエリオンやラーゼフォンなど、2000年前後のアニメで良く見た「人類を超越した不気味な敵」の表現を思い起させ、どまんなか世代としては来るものがありました。
眠らされた人々は、それぞれ自分にとっての幸せな夢を見ます。
- コウ 平和な世界でナダと過ごす
- メルト カフェで読書中、周囲の女子に噂され、注文していない大量のスイーツ
- アスナ メガ盛りラーメン5kg完食
- トワ 旅行代理店のポスターを見て広い世界に思いを馳せる
- バンバ マスターブラックと鍛錬し褒められる
- カナロ 婚約者と式場の下見
こうして並べると、アスナとカナロはそのまんまですが、メルトの願望が…お前そういう奴だったのかという…。コウがナダの事をずっと引きずってたんだなと思うと切ないですね。
今回、仲間を奮い立たせたのはコウではなくアスナ。エラスが提示する甘い夢を全否定し、「仲間と新しい事をしたい!」と未来志向を見せました。それに追従したのがメルトで、過去の自分なら安定を求めたが考え方が変わったと。いつものコウの演説ではなく、この二人が奮起するという演出は珍しい分だけ説得力が増していた印象です。
エラスに吸収されそうになったアスナ・メルト・クレオンの脱出方法として、メルトが自らクレオンの体液を飲んでマイナソーを生むという作戦もナイスでした。前回がバンバのクライマックスとすると、今回はアスナとメルトのクライマックスだったのかもしれません。
相変わらず周囲をチョロチョロしていて、ちょっと協力してくれるワイズルーさんとクレオンもよろし。