セイバーの倫太郎がかなり好印象です。
ウルトラマンZ「第12話 叫ぶ命」
前回で「怪獣の命を奪う事」で揺れ動いていたハルキの心情はそのままで、一度吹っ切れたかのように見せかけ、この問題は次回以降も持ち越し(Zにとっては「ハルキと気持ちが合わなくなった」という認識のよう)。
この問題についてはナカシマ隊員が芯の通った持論を展開していて、「人間世界に怪獣の居場所はない」「他人(Z様)に押し付けてはいけない」「命を奪う責任を負いたい」としていて、これは今回の問題を持ちかけた作品側のアンサーとも取れます。
あとは主人公たる発展途上のハルキがどう乗り越えるかという内面的な解決だと思いますが、3週も引っ張ったからにはしっかり結論を出して欲しいところです。
悩めるハルキが薄暗い部屋で筋トレしているシーンがエロかったということだけは付け加えておきます。
今回のバトルは、キングジョーストレイジカスタムが原型と同じく分離合体して攻撃する場面がハイライトになっていて、僕が子供だったら絶対におもちゃが欲しくなる感じでした。来週はカネゴン登場という事で、少し和む話になりそうです。
仮面ライダーセイバー「第2章 水の剣士、青いライオンとともに。」
倫太郎と彼が所属するソードオブロゴスの紹介がなされた回。飛羽真の本屋に北極の本部と繋がる「どこでもドア」が設置され、撤退後の飛羽真が着の身着のままで相談に来ている描写もあり、自由に行き来ができるようになったようです。
放送局が同じとはいえ、かなりハッキリ「ドラえもん」「どこでもドア」と言ってましたね…。
今回はとにかく倫太郎の素直さが良く分かり、一気に好きになりました。前回のライオンに乗っていたのは土足が失礼だという配慮(ただしライオンは土足)、スイーツに興味津々、しかし剣士として体系維持にストイック、飛羽真のバトルセンスを素直に褒めるなど。
倫太郎は常識に疎いようなので、今後も天然ボケで楽しませてくれそうです。
今作はコロナ対策にロケ撮影を極力減らし、戦闘シーンのほとんどをスタジオ撮影とCG合成で表現しているとのことですが、戦場がファンタジー世界という設定も相まって違和感がなく、カメラワークもダイナミックな印象です。ただこれCGチームの負担が凄そう…。
魔進戦隊キラメイジャー「エピソード23 マブシーナの母」
亡くなったと思っていたら宝石に魂を移していたことが判明したマバユイネ王妃ですが、休眠後にクリスタリアに起こったアレコレを知ったらショックで砕けてしまうかも…と、なんとかかんとか誤魔化そうとするドタバタ系の話でした。
ミッション失敗で王妃が本当に砕けてしまうとか、そこら辺は自分の命なんだから王妃自身が自重してとか、色々とツッコミどころが満載なのはご愛敬。
芝居という体でバトルするにあたり、本業の時雨が活躍すると思いきや、カラーイメージから為朝が主役・時雨がギークという配役に。それでも全力で「ヤンス」キャラを演じ切る時雨…という小ネタも。
今回は内気なマブシーナが人前で歌うという勇気を見せて王妃を納得させるという展開てしたが、これから11月にかけてキャラソンアルバムの発売に掛けた音楽ネタの話が続くようです。それが終わるとクリスマスや決戦・映画版が迫ってくるわけで、あっという間です。
中の人がアイドル歌手活動もしている為朝のボーカル、制服姿でギターを担ぐ充瑠がバンド高校生そのものだったりと、来週のバンド回も期待が持てます。