カシワモチカシワモチカシワモチ。
仮面ライダーセイバー「第33章 それでも、未来は変えられる。」
賢人を説得に行く飛羽真と、蓮を連れ戻しに行こうとする倫太郎・芽依・ユーリのチーム分け。
賢人と食事をしながら話し合いの場を持つ飛羽真であるものの、賢人の意思は揺るがず。根底にあるのは世界が破滅に向かい・飛羽真が消滅してしまう未来視であり、とにかく飛羽真を関わらせないことが賢人の意図であるようですが…。
少なくとも飛羽真がノーザンベース側に居る限りは戦いに関わり続けることに相違ないこと、マスターロゴスが諸悪の根源である事が判明した以上は聖剣を封印するにしてもサウザン側から行っていった方が良いはずなど、賢人の計画も(父や上條と同様に)穴が多い上に独りよがりが目立つのがどうも。それが闇の剣の特性なのか。
次元の裂け目から行き別れたルナの姿が確認できたこと、マスターロゴスの言によってソフィアがルナのコピーであることなど新情報がもたらされ、ストリウスはなにやらソフィアとは別の女性(ルナ?)のコピーを作成する様子も。
一方、蓮は伶花に襲われるものの、デザストや倫太郎に助けられたことでかえって自信を喪失し、兼ねてよりのデザストの誘いに乗って力をつけることを決意。いわゆる「闇堕ち」と言われる展開のはずですが、デザストがストリウスの計略に一切乗っていないこと・そもそもロゴスがろくでもない組織であることを勘案すると、最も正しい選択のような気さえしてしまいます。
むしろ推しだった蓮の出番が増えそうでどんとこいです。
機界戦隊ゼンカイジャー「第9カイ! 世界海賊、愉快ツーカイ!」
前回唐突に現れたゾックスや彼の家族である界賊団の登場回と思いきや、その実態はカシワモチ回。カシワモチを食べた人(とキカイロイド)を「カシワモチ中毒」にすることで口先三寸で簡単に操れるようにするという、意外と強力な能力を持つカシワモチワルドが今週の怪人でした。
食べ物系でありがちな食品そのものに毒を盛る様子がなく、直近で市販の(駄菓子屋カラフルや和菓子屋で通常販売されていた)柏餅を食べた人物に漏れなく能力が発動しているということは、よく考えると効果範囲が広い恐ろしい能力です。
ただ、柏餅という食品が地球の限定的な地域でしか食されていないという大問題はありますが。
介人・ゾックスは、「カイゾクトピア=略奪行為が常識の世界」を地球に持ち込ませない事を賭けて勝負を行うという、これまた可愛らしい展開に。ハンマーじゃんけん勝負(可愛い)に持ち込ませようとした介人に対し、ケンカバトルで決着をつけようとするゾックス。
途中でゾックスの妹・フリントがカシワモチの洗脳に巻き込まれていた事を知ると、怪人の討伐対決に展開が映ります。途中で介人が怪人の葉っぱを剥がしたことで「ゾックスが止めを刺したのは柏餅じゃなくただの餅」という謎のフェアプレー精神でゾックスが負けを認め、一応は平和的に地球に留まる事になったようです。
OPのキャスト紹介に5人の直後にゾックスが挿入され「6人目」感を出していますが、ここにステイシーが更に挿入されても違和感ないんですよね。もしくはゾックスは期間限定の6人目で、別の戦士と交代するとか?ゼンカイジャーならアリな気がします。
今回の影響で、Twitterのトレンドワードに5/1にも関わらず「カシワモチ」が上位ヒットし、柏餅が食べたくなった視聴者によって多少の売上増加があったんじゃないかと思います。テレビで見ると食べたくなりますからね。