今週はニチアサがお休みですが、映画館でスーパーヒーロー戦記を観てきたのでこちらにまとめます。
ウルトラマントリガー「第3話 超古代の光と闇」
私掠船…ではなくトレジャーハンターのイグニス氏と、闇の巨人の3体目・ヒュドラムが登場。ヒュドラムは他の2人より100年ほど早く目覚めて地球で暗躍していた模様です。
そのイグニスやヒュドラムに狙われまくりのさらわれまくりでヒロインぶりをいかんなく発揮していたユナですが、1話からチラチラ登場していた超越者の女性の思念体が乗り移っているらしく、何らかのパワーを持つ巫女的な存在のようです。
ユナを守って格闘を繰り広げるケンゴとアキトがかっこ良かったですね。闇の巨人はたびたび人間サイズになることが分かっているので、イグニス氏も含めて素面での格闘シーンも多めのウルトラマンになっていくんでしょうか。
怪獣ガゾート戦では(未知であるために監視対象扱いの)トリガーに好意を持つGUTS-SELECTが援護するという今後の関係を築く共闘で撃破するものの、場を去ろうとするトリガーに攻撃を仕掛けるヒュドラムからの第2ラウンドへ。
それにしても、トリガーが不意打ちを食らってビルに叩きつけられるところでCMに入るのはちょっと…バラエティ番組じゃないんだから。
物語の縦軸として闇の巨人が出てくるのは仕方ないのですが、怪獣事件を解決した後にまた出てきて戦うのが冗長に感じてしまいます。これはトレギアの時にも感じた不満ですが。ボスキャラは「ここぞ」という時に登場して欲しくもあり、中盤くらいに闇の巨人が絡まない野良怪獣・宇宙人の単発などもやって欲しいですね。
今回はユナとアキトが高校生であることが明かされましたが、白ランに白セーターといういかにも「お坊ちゃま」なアキトのコーデが天使ですね。ユナがケンゴの教育係に指名されてぬぬぬになったり、ユナに「兄妹みたいなもの」と言われて落ち込んでしまうなども。がんばって欲しい!
セイバー+ゼンカイジャー スーパーヒーロー戦記
歴代のライダー・戦隊の集団戦というコンセプトは一向に構わないのですが、ビルド・ジオウに引き続いて「ライダーや戦隊はテレビ番組」のメタネタをやるのは…大人のファンは理解できますが(楽しめるとは言ってません)子供は分からなかったり夢が壊れたりと良いことがあまりない気がします。
(何かと客演が多い「電王」のイマジンも、現役の子供にとっては知らないキャラですし)
以前の作品の映画評でも書いたかもしれませんが、あくまで作品世界の設定内で楽しませてもらいたいんですよね。
今回はセイバーの基本設定である「ワンダーワールドが実在する」に則り、それぞれが本になっているゼンカイジャーやセイバーも実在する世界であるという一応のフォローはなされていましたが…。
重大なネタバレ要素として鈴木福くん演じる「謎の少年」の正体なのですが、現実世界に属する彼に対して物語世界の住人である本郷猛(仮面ライダー1号)が昔話をするという…考えれば考えるほど謎のシチュエーションもあります。
歴代の戦隊・ライダーが入り混じる大合戦のシーンでは、忍者キャラの蓮がニンニンジャーやカクレンジャーなど忍者モチーフの戦隊と共闘するなどなかなか面白い趣向もありました。(「ロゴ」という大ツッコミポイントもありますが、僕は別にいいです)
最後の巨大戦も歴代ロボでボスを囲んで攻撃するという派手かつ容赦ない最後だったのですが、巨大化の前段で来期ライダーのリバイスがサプライズ登場!更にエンドロール後に丸々1話分のリバイスの先行公開がありました。
悪魔の相棒・バイスのどこか憎めないキャラや、そんなバイスを「おいバイス!」と若い男子のボイスで𠮟りつける主人公の雰囲気、なぜか変身時に巨大なLINEの画面が表示されてそこでもケンカしてる主人公とバイスなど、何かと賑やかで楽しそうな雰囲気のライダーでした。
特筆すべきは主人公の自宅がなぜか銭湯で、今後頻繁にイケメンの入浴シーンが出てきそうということ。これは楽しみです!映画の最後にはライダースーツのまま入浴してました(霊体のバイスは変身時のみ実体化するので、彼が風呂に入るためにはそうする必要があったと思われます)
リバイス、期待大です。