トリガーとゼンカイがまとめに入っているのと、リバイスが重い展開という週でした。コメディ的な面白さは少なかったものの、ヒーローのかっこいい面がたくさん見られたという感じですね。
ウルトラマントリガー「第24話 闇の支配者」
隊長・隊員への正体明かしと、1話以来ご無沙汰だった火星のケンゴママと(精神体で?)会話という最終回直前のストーリ面の回収といった感じ。ケンゴは遺跡で拾われた子で、ケンゴママは育ての母ということなんでしょうか。
正体明かしについては最もカタルシスがあるであろうヒロインは早々に把握していて、ナナセ隊員には「どうりでおかしいと思ってた」と言われる始末。
闇の巨人やユザレの末裔など、初期設定が足を引っ張ってストーリーやバトルの盛り上がりに欠けてしまっているのがトリガーの欠点ではないかなと感じます。
ケンゴとイグニスに向けたアキトの「ウザい」にはハートマークが付いてましたね。あそこら辺のヒーロー男子の絡みが唯一の癒しです。
仮面ライダーリバイス「第18話 バディの軌跡、炎と氷の奇跡」
今回の話は「フェーズ3」と「ギフテリアン」という2パターンの悪魔が出てきたので分かりづらく、ここに「悪魔との分離」というテーマが絡むのでなんとも救いのない感じになっていました。
ギフテリアンの方は悪魔化の時点で元の人間は食われて死亡してしまいます。今回の犠牲者はフリオの親友で、もう少しで和解できたのに…というところでオルテカに殺害されてしまうというなかなかエグい展開でした。
メタ的にはすんなり和解して心が満たされてしまうとフリオは退場するしかないので、彼を物語に残すにはこういった展開が便利だったんでしょうね。
そのフリオはフェーズ3で、従来のバイスタンプの能力では分離できなかったものが新スタンプの能力で可能となるという展開でした。フリオは悪魔と分離して人間に戻りましたが、アギレラには引き続き着いていくようなので、何らかの形で変身しそうですね。
一輝は新スタンプ・ボルケーノのバックファイアで大火傷を被いながらも、信頼したバイスに支えられて戦場へ向かうというヒーロー然としたムーブを見せました。いつものニチアサ巻きではないガチの包帯巻きなのが重症度を表していましたね。
超が付く陽キャラと思われた一輝でしたが、自己肯定感が低く人助けで感謝されることで自分を保っていたという陰な一面が判明。一生懸命頼めばエッチな事させてくれるタイプやん…やば…。
機界戦隊ゼンカイジャー「第43カイ! 風見鶏の頭は風の真向かい!」
先週のコタツ回までふざけていたゼンカイジャーも、最終回に向けてシリアスになってきました。ゲゲに操られたステイシーに、来週はゾックスが探し求めていたSDトピアのギアが登場するなど風雲急を告げています。
単に「怪しい」と見るゾックス・ジュラン・ブルーンに対し、ステイシーの異変に的確に気付く介人が本当に優しい子で…。
ステイシーも残りの話数で散るか生き残るかまだまだ分からないのでヒリつきましね。ただ、正気を取り戻した状態でもう一度ヤッちゃんと再会するのがゼンカイジャーという番組だと信じたいです。