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劇場版「リバイス・ドンブラザーズ」

初日に観てきました。ここ数年、1席分空けていくのが常態化していたのが緩和されたようで、隣に人がいる状態でミチミチになって観る羽目になったので変な緊張感がありました。

 

 

暴太郎戦隊ドンブラザーズ THE MOVIE 新・初恋ヒーロー

 

タロウや脳人も含めてキャラ崩壊が著しく、脚本はもちろんキャスト・スタッフの悪ふざけが感じられる印象を受けましたが、かといってドンブラザーズらしさはよく出ていて面白かったです。

 

本編と切り離してのお祭りムービーという受け止め方でいいんでしょうか?例年の夏映画ではあまり活躍しない追加戦士ですが、ジロウはしっかり変身もバトルもやっていて扱いは良い方だったんじゃないかと。ムラサメは未登場でしたが。

 

ソノイ(芸術)とソノニ(恋愛)が映画出演に浮かれているところに釘を刺したソノザが、次のシーンではノリノリでゾンビ役をやっているという即落ち2コマはグッドでした。

 

ヒトツ鬼もギアもテレビシリーズと同格で特にスペシャル感もなくやっつけられてしまうのもドンブラらしい決着でした。「映画だから強敵が出てくる」という「型」を壊してきましたね。今回の映画の要素がテレビシリーズで意味深に出てくることもなさそうです。

 

劇場版 仮面ライダーバイス バトルファミリア

 

当方、ネット配信で各所に散らばるスピンオフは全く見ていないのですが、そういう層にとっては「?」な内容が多かったですね。雰囲気で「たぶんスピンオフで出てきた設定をここにはめるんだろうな」というのは類推できるのですが、それで冷めてしまうというか。

 

団結している五十嵐家(特に大二)が見られ、味方内部の内ゲバがないことでだいぶ見やすいというか、面白かった頃のリバイスがちょっと帰ってきたなーという感じはありました。

 

前田拳太郎とケインコスギのキレッキレの素面バトルなど良い場面もあったのですが、それをやるために相棒のバイスが宙に浮いてしまったり、妊婦を絡ませて感動的な話を作ろうとする下心、とりあえずデッドマンズを出しとけば喜ぶんだろ?などの方が気になってしまって、リバイスの良いところと悪いところが両方浮き彫りになった一本だなという感想です。

 

言われてみると、橋本じゅんさんて南米の王族感があるなーと思ってしまいました。