ウルトラと戦隊の終了時期が揃ってきているので(クリスマスを挟んで1~2月に最終回)両番組がまとめに入ってきた感があって寂しさもありワクワクもあり。
ウルトラマンデッカー「第21話 繁栄の代償」
スフィアの死骸からエネルギーを取り出すリスキーな企業を危険視しつつも、自然に打ち勝ってきた人類の文明とは?というテーマを盛り込んでいましたが、はっきりとは言ってないものの原発の暗喩でしたね。アンダーコントロールとか言ってたし。
カナタとリュウモンの議論でどちらが正解という答えを出さなかったのは教育上も大変よろしいのではないでしょうか。即落ち2コマであっという間に怪獣災害になってはしまいましたが、この番組がウルトラマンである以上は仕方ないですね。
アガムスの揺さぶりで一瞬だけ変身イップスになってしまうカナタでしたが、こちらも即落ち2コマの根性論で突破しました。アレはダイナに勇気づけられたという解釈なのかな…?
恐らくつるの剛士さんは頼めば出てくれたとは思いますが、これからまとめに入ろうという時期にあまりレジェンドに重心を持たせてもブレてしまいますので、変身後のダイナが乱入くらいの今回の出し方でちょうど良かったと思います。そもそも何でここでダイナ出したんだ?とは思いますが。
仮面ライダーギーツ「14話 謀略Ⅴ:怒りのグレア」
謎の新ライダーは普通にギロリでしたね。
ここまで悪役側だったハレルヤですが、彼が意外と下っ端だったり色々思うところもあるのねという感情移入の余地を出したところでスパっと退場でした。ちょっと濃いめではありましたがガチムチイケメンくんで私は好きですね。しかし金持ちのご子息・ご令嬢の属性が多過ぎる気がしますが。
どうもジャマトが死亡脱落者の自我を持っているらしいというグロい設定もチラ見して、男の子ってこういうの好きなんでしょ?感が凄かったですが。
英寿が脱落しましたが、まーなんかズルして復帰するんやろ?という謎の安心感が。
暴太郎戦隊ドンブラザーズ「ドン40話 キケンなあいのり」
予告でははるかの教習所コントが中心のようでしたが、実際は犬塚とソノニのエピソードの方がメインでした。ソノニは儚げヒロインをやっておきながらラストには獣人夏美を犬塚に倒させようと仕向ける悪女ぶりを発揮し、次週はミニスカサンタと温度差が激しいですね。
教習所コントといえば僕ら世代に強烈な印象を残した「ドラゴンボールZ」のアニメオリジナル教習所回。悟空が「ハンドルを切れ」と言われて手刀で斬るなどのギャグがふんだんではあるものの、たった1回だけの放送にも関わらずかなりの同世代が覚えていて未だに語り草になっているのは凄いですね。
はるかも例に漏れずヘタクソ運転で暴れまわり(とはいえ仮免は取れてるんですよね)全然関係ないと思われていた犬塚とムラサメのバトルに乱入・カーアクションでムラサメをぶっ飛ばすという特撮番組らしさを発揮しつつ、大オチもかっさらっていきました。
こういう車が絡むバトルでいつも思うのは、あまり車の殺傷力が高いと「変身とは?怪人とは?」となってしまうんですよね。それこそドラゴンボールのように、一般人が車で跳ねるくらいじゃノーダメージだったり、逆に衝突した車が大破するくらいじゃないと変身者や怪人の凄さが伝わらないというか。はるかの車はいささか強力でした。