そうこうしているうちに今週末にはシン・仮面ライダーという…。
仮面ライダーギーツ「26話 慟哭Ⅱ:真紅のブースト!」
唐突感のある英寿のパワーアップでしたが、今回一気にかなった4つの願いはすべて表記違いの「エース」なのと、「自分が生まれ変わったときに~」という条件が付けられている辺り、ご都合主義のパワーアップではありましたが今後の伏線でもあるようです。
ライダーとしてはいまいちだった景和と祢音でしたが、子供たちのためにお祭りを手伝いつつ一般人を守るという裏方に徹していました。(スケジュールの都合だとは思いますが)祢音のSPが一人しか居なかったのが少し気になりました。
英寿って何かと子供と絡むことが多いですね。性格に難ありで主人公としていまいち感情移入ができないのですが、こういうところで子供向けヒーローとしてバランスを取っていくのは必要ですね。
先週からメインストリームに絡みまくっていた道長の親友・透(の姿と記憶をなぞっているジャマト)はギーツ強化のサンドバッグとして今回で退場でした。貴重なイケメン少年枠だったのに残念!
道長は透との思い出に陶酔していると思われましたが、実際には亡くなった透とジャマトは別物として扱っており、あくまで英寿打倒の駒の一つとして考えていたようです。
いや、このまま雉野みたいにジャマト透にハマってしまう道長もそれはそれで美味しそうでしたが、彼は「仮面ライダーをぶっ潰す」敵役としてブレないということでしょう。
王様戦隊キングオージャー「第2話 誰がための王」
大方の予想通り、5話までは各国を回りつつそれぞれの王様が紹介されていく形式のようですね。5人揃うまではオープニング映像もなさそう。
個人的にリーゼント変形学生服があまり良いと思わないので、どんなイケメンでもその格好のキャラだと「いや普通の服と髪形の方がいいのに」と思っちゃうんですよね。フォーゼなんかその典型なわけですが。今日俺や東リベの影響かヤンキーが面白カッコいいみたいになっているので、その流行りに乗っているんでしょうが。
ンコソパ国の王(総長)ヤンマ・ガストもそんなキャラ造形ですが、後ろ姿の時に映ったうなじがセクシーだったのでそこはリーゼントの副産物ですね。しかも羽織ったジャケットの下がノースリーブで、筋張った腕や腋毛もお目見えしていて、2話にして掴まれてしまいました!
キングオージャーの場合は他メンバーのコスプレ感も強いので、リーゼントにそこまで違和感がないのは救いでしょうか。
ヤンマについては内面のカッコ良さも強調されており(ヤンキーの)若者の支持率は圧倒的って感じですね。貧しい生まれから這い上がった的な事を言っていましたが、専制君主制のようなシュゴッダムからするとどうなってるの?となりますが、現代で言うとベンチャー社長・昔の戦国時代のように「力ある若者リーダーに付いていく」という世界観と捉えればあり得なくはないのかなと。
まー、そういう細けえことはいいんだよという話かもしれませんが。
「スカポンタヌキ」「タコメンチ」など謎センスの罵倒がヤンマの口を突いてきますが、これは本物の悪口が子供に移らないようにする工夫とのことで、なるほどと。古くはドロンジョ役の小原乃梨子さんが、台本に「バカ」と書いてあるのが子供に良くないと考えて「スカポンタン」に変更したというエピソードを思い出しました。
ヤンキー総長に付いてくる舎弟感のあるシオカラもいかにも!って感じで期待が持てるキャラですね。役者さんの実年齢は31歳だそうですが、少年感が強いです。逆に本物の美少年を使ってしまうと生々しくなるので、絶妙な配役なのかも。
ギラはヤンマの完璧さの陰に隠れてしまったというか、シュゴッダム貧民層の狭い価値観でしていた発言がことごとく的を射てないという感じでした。意図としては王様の勉強期間ということなんだと思いますが、ハズレばかり言ってる新人みたいに見えてしまうのは良くないですね。しかし初対面のンコソパの子供をさっそく肩車していたのはキュートでした。