先週に時間が取れたので、比較的早めに鑑賞できました。
僕と仮面ライダー
今でこそ令和ライダーを(イケメン目的で)毎週見ている僕ですが、実は仮面ライダーについてはあまり馴染みがなかったりします。
世代的には昭和最後のライダー(実は平成元年に掛かっている)ブラックの直撃だったはずなのですが、いや実際に視聴していたのですが、内容はほとんど覚えていません。
平成ライダーについても話題になった電王を途中から観ていた以外は触れておらず、続けて視聴するようになったのは鎧武以降です。
世代の話をすると、とんねるずがやっていたパロディコントの「仮面ノリダー」の方が楽しく観ていたしよく覚えています。
その前後でウルトラマンのリバイバルブームが来ていたのもあり、藤岡弘の初代ライダーの再放送がされていたので初代の最初の方は視聴経験がありますが、その再放送も2号が出て来るところまでは到達しなかったと記憶しています。
そんなこんなで仮面ライダーについてはにわかなのですが、庵野監督のインタビュー記事で「中学生になったこともあってV3の途中で見るのを止めた」とあったので、なんだ庵野監督も似たようなもんじゃん!とホッとしました。
シン・仮面ライダーの感想
血しぶきが出たり、男女の関係を匂わせる描写があるなどPG-12指定はざらではなく、基本的に大人が見る映画かなという感想です。
戦闘シーンになった途端にお馴染みのBGMが流れ、昭和特撮のチープ感がある映像をわざわざCGで再現(シンウルにも通じるところが)敵側のオーグが凄惨なやられ方をする辺りは半分ギャグのようでもありました。
戦闘シーンのグロさについては作中の本郷猛が一番参っているというのがなかなかうまいですね。
短い尺の中で多数のオーグが登場して連続テレビドラマに近づけていた手腕もさすがでした。方々で指摘されている通りダイジェスト感はありましたが、僕はこの「そうそう仮面ライダーは毎週やる番組なんだよ」という雰囲気を再現してくれた点を評価したいです。
最終的に一文字隼人かっけーな!となってさわやかに終わっていくまとめも良く、ところどころ気になる部分はあるものの満足感の高い映画だったと思います。
ショッカーの首領は人間のまま死んでいるので明確な終わりはなく、残党オーグとの闘いは続く!といった締めでテレビシリーズの途中だけ抜いて観ている印象です。ここら辺も先述の庵野監督がV3の途中でやめたという視聴体験が反映されてるのかもなとか。
あと、滅茶苦茶バイクが出て来るのもこだわりを感じました。
主演の池松壮亮くんは俳優の中でもイケメンアイドルみたいな雰囲気が少ないのでそういう楽しみ方はないかな?と思いましたが、タンクトップ姿になってくれたのでありがとうです。こちとら「DIVE!」で競泳パンツ姿の美少年だったときから拝見してますからね。