ギーツは終盤、キングオージャーは中盤の山場といった感じですね。真面目な回が続くのでチャチャが入れづらいですが、純粋にヒーロー番組として楽しんでいます。
仮面ライダーギーツ「38話 慕情F:九尾の白狐!」
僕の理解力が足りないんでしょうか?今回の話はよく分からなかったですね。英寿をパワーアップさせた精神世界の謎の男(恐らくお面を被ってる英寿自身なんでしょうが)や、2000年会えなかったミツメと急に会って話す(幻?)など。
そこら辺の曖昧さを、最終フォーム「ギーツナイン」の圧倒的なかっこよさで誤魔化していた感もあります。キツネなので有名な化け狐である九尾になるというのは大きいお友達の間では大方の予想通りでしたが、目の意匠なども含めて良いデザインです。
ゼロワンも仮面ライダーのデザインだけでは最近の中でも抜きんでていましたが、あちらはストーリーがちょっと残念だったので。ギーツはデザインもストーリーもバランスが良いので令和の名作になるのではと期待しています。最終編の出来に掛かっていますが。
平和に暮らしている景和姉や祢音を見るに、道長の行動は正しかったなと思いますね。記憶を失って一話のビビり一般人に戻った景和も良かったです。
王様戦隊キングオージャー「第14話 もっふんといっしょ」
ジェラミーの遠回しの会話でトラブルが起こるという流れが多過ぎていい加減にイラっとしてきました。
彼が「全てを知る存在」であるため、あまり正確に情報を出してもキャラクター間のバランスが崩れるのでは?という考察があり、それはそれでなるほどなとも思います。
しかし、全知全能の存在が敵の強大さの前に無力になってしまう展開は様々な作品で描かれていることですし、ジェラミーについてはイライラ感が強いです。
顔がいいのでまだ許せています。
今回はヒメノを振り回しつつも、色々と事情を知って和解を求める場面では「スン」とした許しを請うような表情になっていて悔しい…可愛い…となってしまいました。
イシャバーナのアニメである「もっふんといっしょ」は、両親を失ったヒメノの為に国民が作り上げた作品とのこと。それにしてはどうもブラックジョークが混じった作風ぽいのですが、そこら辺は(現実世界の我々である)大きいお友達のウケを意識しているのでしょうか?
王様戦隊が全て若い王であるというメタ的な事情も作品内の設定にうまく落とし込まれていますし、近年多発している現実の災害の暗喩のようでも感じます。
今週のギラは真面目で面白くなかったですね。