ウルトラマンアークが始まりましたが、過去3作がクセ強めだったのでオーソドックスなのが逆に…というブンブンパターンが繰り返されます。
ウルトラマンアーク「第1話 未来へ駆ける円弧(アーク)」
前作が30代既婚男性だったので組織内最年少新人枠のフレッシュ主人公が懐かしさすら感じます。ユウマは正統派の好青年って感じでずっと見てられますね。
1話はウルトラマンとの出会いは描かれず(すでに変身能力を持っていて「また力を貸してくれる?」という展開)細かいことは2話以降に明かして行ってひとまずバトルをしっかり見せようという1話だったのかな?とも思いましたが。
それにしては相棒枠のシュウの出向・コーヒーがどうこうの細かいコメディ要素や、ごちゃごちゃしたユピーの設定はねっとり描いていて「取捨選択…」と思いましたが。これについては人間側のキャストを1話からしっかり出したいというオトナの事情なのかな?と思いましたが。
SKIPは防衛隊とは別で、市役所の部署という戦闘力が著しく低い組織ですが、ここら辺はユウマの風貌も含めてイージスを思い出すなぁ…と。ただ今のところ宿敵枠も悪のウルトラマンも影がなく、怪獣が独特の生態系を持っているっぽい世界観なので、このまま行ってくれれば好みのウルトラマンになりそうです。
アークは現状でそんなに強くなさそうなのと、光の国との繋がりも薄そうなので今後どうやってパワーアップや旧作と繋がっていくのかな?と未知数な部分はあります。ただブレーザーと違って地球語で会話ができるみたいなので、前作ほどはややこしくはならないのかなと思います。
仮面ライダーガッチャード「第43話 愛・哀・AI? 憎しみを消す力」
予告で錆丸がドレッドのトラウマを乗り越えるみたいな展開は見えていましたが、まさか鼻血を出しながら生身で剣振って倒すと思わないじゃないですか?サブキャラなのに破格の扱いでしたね!願わくば彼もライダーに…とも思いましたが、このまま非戦闘員枠の仲間として最後まで見届ける側にまわる展開も良いですね。
また、兄弟の確執が解決するというサイドストーリーもありましたが(これは大人の穿った見方ですが)このゴールの為に明らかに兄さんがツンケンしてたんでまあ既定路線かなって気もしました。最後の着地が後味良い方がいいので、これもまたガッチャードらしいとポジティブに受け止めます。
幼女に好かれるスパナのサイドストーリーもしっかり回収され、火事場からお姫様抱っこで幼女を救出するスパナという「これこれこういうのでいいんだよ」という絵面が提供されたのも良きオーソドックスでした。
爆上戦隊ブンブンジャー「バクアゲ19 アマノガワと天の道」
戦隊ってちゃんと年中行事をやるんで、これで季節を感じることができます。
「個人資産が重量に変換される(その重さで本人が苦しむ)」というトンチキ能力が来て、久々にドンブラやゼンカイの空気感が漂う通常回でした。
最初のフリで文無しになっていた先斗が活躍すると思いきや「ビュンがへそくりをしていた」でいまいちのまま終わり、大富豪の大也の巨額重量を乗せた一撃でトドメという意外性のあるオチは良かった…のか?先斗があまりいいとこなかったなぁ。
久々に細部調も多めに出てきましたが、飢餓状態の先斗を範道家に連れてくる(しかも連れてきたことを謝る程度にはイレギュラーな行動)ブンドリオとの織姫彦星妄想をするくらいしかやっておらず、まあハシリアン出現の一報を伝えたもののそれは彼女がいなくても成立するからなぁ。
今回は久々にシャーシロの情報も活かされていたというか、仲間のお財布事情を事細かに把握していてキモかったですが。触れられてはいなかったものの集金をしっかりやってそうな玄蕃は普通に金持ちそうなので危ないところでした。
今回のメインストリームはブンドリオとビュンの確執でしたが、またもやお互いに悪いところはなくお互いを思いやっているという。いやもう分かったからなんとなく後ろめたい過去があるみたいのやめて仲間になろうぜ!と思ってしまいます。