先週も記事にした「黒い画集〜証言〜」を観ました。
これ、そもそも原作は男女の不倫で、後付けでゲイの設定を入れたわけですけど。地方都市で派手な生活をしてるわけでもない男子大学院生を、偽装結婚してる男が不倫相手にする…どうやったら思いつくというか、どうやって出会うの?アプリ?
オチについては原作のあるものですし、ゲイの恋愛が湿っぽく描かれてしまうテレビのステレオタイプについて思う所はありますが、そこにブーブー言うのも野暮というもの。美形の谷原さんと、イケメンの浅香くんなのでとても絵になっていましたしね。
「腐女子~」の時もそうでしたが、イケてる中年男性が選ぶ不倫相手が、自分の息子と歳の変わらない若い男というのがなんとも背徳的でそそられます。僕の好みなのかな!?
えーと、ここからはネタバレを含みます。
問題のラブシーンは、焼き物の窯の横でおっぱじまるというものでしたが、炎のカットインが二人の燃え上がる恋を表しているっぽいのと、人工照明ではなくて揺らめく炎に照らし出される男たちの裸体がエロティックで、確かに力が入っていました。
また、最後の回想シーンで貞一郎が智久の首を絞める場面がありますが、その前の初枝のセリフに「性交された形跡がある」というのがあるんですよね。解釈にもよりますが、貞一郎が智久の死後に致してしまった可能性も…。
フィクションではゲイの恋愛は悲恋に描かれることがままありますが、自分たちは明るい恋愛を心掛けたいものですね。