パソコンやスマホでネットを見ていてイライラするのが、画像や広告の読み込みが遅れて後から「パッと」表示され、それを誤クリック・誤タップしてしまう現象です。
昔話になりますが、ネット回線が電話線中心だった頃には、ホームページ制作の基本に「画像の横(Width)と縦(Height)のサイズを指定しましょう」というハウツーが言われていました。
回線のスピードが非常に遅かった時代には、画像をミリミリとダウンロードしている間に文字の部分だけサラ見しておいて、画像は後から見るというやり方を取っていました。なのでサイト上で写真が表示される「予定地」の縦横サイズをデザインとしてとりあえず確保しておき、読者が字を読みやすいようにしようという配慮だったと思います。
(WidthとHeightを指定すると画像の読み込みが早くなるという説もありましたが、HTMLの記述がデータ転送の速度に影響するとは思えず、僕はずっと疑っています)
現代においては写真なんかは基本すぐに読み込まれるものだし、もう誰もWidthだのHeightだの気にしなくなっているのですが、それにしても「広告が後からパッと表示される問題」のイラつきはどうにもなりません。またそういう広告に限って面積がデカくてまあ誤タップしてしまう。
そんなことをグチグチ言っていたら、興味深い記事を発見。
ブラウザ界隈で、やっぱりWidthやHeightの記述をしましょうというムーブが起きているらしい。これは古い人間にとっては嬉しいと思う反面、現在進行形でウザい広告なんかは最後の最後まで対応しないんだろうなぁ。ファッキュー。