Zはジャグラー登場にジード参戦と出し惜しみなしという様相。毎週楽しみです。
ウルトラマンZ「第5話 ファースト・ジャグリング」
先週、ジャグラス・ジャグラーについて「多少の悪ふざけはあってもハルキやZには味方してくれるのでは」と予想しましたが。
うん、悪ふざけしかしていない。
ハルキのライザーをコピーして怪獣に変身するアイテムを作り出し、ゼッパンドンに変身してZと一戦交えました。来週から登場するリク=ジードも前作の変身アイテムではなくライザーを使うようですが、これもジャグラーが作ってくれるんでしょうか。
また、ジャグラーが使用しているのは怪獣メダルで、これはこちらの世界ではカブラギの専売特許のはずなので、新旧悪役の繋がりも気になるところです。小ネタとしては、歴代怪獣のゼットン・パンドンは「さん付け」で、オーブでは部下(同期?)だったマガオロチだけ呼び捨てだったのは芸コマです。
今回の特撮は冒頭のアラスカのシーンがチャチくて気になりましたが、市街地の戦闘では巻き上げられる車の中からのカメラワークだったり、映画ばりの空中戦が見られるなど、やたら気合いが入っていて後半巻き返しましたね。
ハルキとZは変身前や異空間の中でしか会話が出来ず、ハルキの日常の行動はZにとってあずかり知らぬ事になっているという、タイガとは設定が異なる描写でした。年頃の青年・ハルキくんのプライベートは守られているようです。
仮面ライダーゼロワン「#39 ソノ結論、予測不能」
- 天津の謝罪回
- 新フォーム(ゼロツー)の伏線
- ゼロワンが完全破壊されてしまう
今回は大きく分けてこのような流れだったようです。
天津についてはここまでの悪行が大き過ぎて、1話丸々使った方々へのお詫び行脚では回収しきれないという問題が未だ付きまとっています。不可抗力で話数が減ってしまったとはいえ、中断前まではバリバリの諸悪の根源だったので、話数に余裕があったとて自然な展開になったとも思えず。
せめて、登場しばらくのお茶目さを残した小悪党くらいの描写で抑えておけば、すんなり味方になることを歓迎できたのにという思いです。
アークを前にした状況では「一緒に戦おう」「ハイ!」と懐いたかに見えた或人でしたが、素面になったらちゃんと叱っていたのでホッとしました。イズも相当お怒りでしたね。不破・刃は自分のことよりお互いへの悪行を怒り、補填を要求していたのが社会人の怒り方だなと印象的でした。
雷がアークの策略でシンギュラリティに至り、宇宙兄貴に戻って或人を誘導するという展開でしたが、雷に戻るのか兄貴のままアークに操られるのかは気になるところ。せっかく或人の元に移ってきた迅の身柄があっさり確保されてしまったのも残念です。
描写があっさりしていたので見逃しがちですが、或人は「アークが恐ろしい」という意識が最優先になっているので、わだかまりはあっても天津の転身は戦力として歓迎するし、滅亡迅雷(絡みの少ない亡はともかく)も「救うべきヒューマギア」の一部なんだろうと思います。
魔進戦隊キラメイジャー「エピソード15 きけ、宝路の声」
宝路とマブシーナの和解を「気が付く男」時雨がアシストするという、時雨の新人歓迎回。さらっと小夜→時雨の評価が「女性に配慮できない」で固定されているという悲しい情報も解禁に。
クランチュラの魔の遊びに巻き込まれたマブシーナ+他4名のピンチを、宝路+時雨が救い、兄妹のわだかまりが消えるというベタな展開ですが、その奇をてらわないベタさが戦隊の良い所でもあります。
宝路が他のメンバーと絡み始めると、充瑠と為朝のコンビがあっさり復活。2人がわちゃわちゃ作戦を立てる(そして失敗する)様が見ていて幸せになります。世のパパさん向けのサービスとしては、瀬奈のクラウチングスタートのヒップを強調なども。
変身後の充瑠が、だるまさんが転んだで忍者の印を結んでいたり(忍ばなければという意識?)、跳ね返された弾をブリッジの姿勢で避けたり(だるまさんが転んだなのでそこから動けない)、テレパシーの話を把握できずに瀬奈と「?」と首を傾げたりと、やたら動きが可愛かったのも印象的。キラトークのファイア発言以降、スタッフ総出で充瑠を可愛くしようとしている意図が見えます。
だるまから戻った途端に、一緒に被害を受けていた一般人の避難を優先する瀬奈・為朝・小夜もイカしたヒーローですね。その中で「戻ったー!」と一人で大喜びしている充瑠はやっぱり子供で、それもまた可愛い。