3月に入ってすぐに僕自身と、母の確定申告に付き添いましたが、少し手間取りました。顛末を書いてみます。
辞めた会社の収入を確定申告
僕の場合は、開業が今年に入ってからなのと、年末頃にやっていたバイトの給料も1月支払いでしたので、辞めた会社の源泉徴収票・投資の配当・保険料控除・医療費控除を合わせるくらいで単純でした。さすがに空で申告書類は書けないので、事前にe-taxのサイトで書類を作成・印刷して税務署の窓口に提出して終了しました。僅かですが還付金も戻ります。
控えを持参しなかった事を反省
ただ、一つミスしたのは、控えは印刷の無駄と考えて出さなかったことです。窓口で「控えに印を押せませんよ」と言われてハッとしました。今後、自営でやっていくにあたって印を貰った控えは必要そうなアイテムです。今回は開業前の申告なのでスルーしましたが、来年は気をつけたい点でした。
税務署の人員が出払っていました
続いて母の件をやろうとしましたが、税務署には受付窓口以外に人員がおらず、定型用紙の配布をしているのみで、無相談で書いてくださいという雰囲気でした。僕の自治体では税務署から一駅離れたショッピングモールに相談会場が設置されますが、どうやら相談はそこでやるようでした。その存在は知っていたものの、税務署を尋ねればフルスペックで対応してもらえると踏んでいましたので、誤算でした。諦めてショッピングモールへ移動しました。
相談会場に移動するも、書類が足りず
ショッピングモールでは税務署の静けさが嘘のように混み合っており、職員も大勢いました。母の件というのは、母名義になっている生家の土地を、祖母と叔父の判断で駐車場にしたことで、賃料収入の申告が乗ってきたというものです。職員と相談しその件は添付票を作成できましたが、いざe-taxのコーナーで定型書類を作成する段になって、保険や年金のハガキなど必要書類を「いらないと思った」と持参しておらず、その日は申告は無理となって帰宅しました。
周囲の意見と自己判断で書類を揃えない母
翌週、あるだけの書類を揃えて申告を済ませましたが、一部の控除に使えそうな書類を捨ててしまったとか、先週に続き「いらない思って持ってきていない」と言い出し、恐らく納税額はもう数千円は抑えられたのではないかという状況でした。周囲の確定申告をしていない同世代の話を聞いての自己判断のようですが、他の方は、勤め先で年末調整をしている・家族の扶養に入っている・副収入がないなど、状況が違うでしょうと。
わからないとは言うものの、妙なところで自信があるという、年配者の特長
二言目には「わからない」と言いますが、わからないならわからないなりに、書類はとりあえず全て取っておいて会場に持ってくれば相談もできるのだから、来年は自己判断で除けるのはやめるようにと頼みました。周囲の意見を真に受けて妙なところで自信を持って端折ってくるというのは、テレビで見た雑学を信じ込んで医者の言うことを聞かないという高齢者に通じるものがあります。我が母もそういう年齢に差し掛かっているのだと学んだ二週間でした。