ウルトラマンZの初回が思いのほかいい感じで期待大です。キラメイジャーは来週から追加戦士が出ますね。
ウルトラマンZ「第1話 ご唱和ください、我の名を!」
このサブタイトルはウルトラマンZの変身時の決めセリフで、主題歌にまで入っているというキーワードですが、第一印象として変なキャラ付けで微妙そうだなと思っていました。
蓋を開けると、Zは変身者の地球人ハルキと会話できる程度の地球語(日本語)は取得しているものの、難しい為(特に日本語はウルトラ難しいものね)、カタコトで変なワードも入り込む、滝沢カレンのようなしゃべり方になりました。
これを踏まえると「ご唱和ください」も違和感がないし、なんだかZが可愛い奴のように感じてしまいます。いきなり異星人の言葉を話せてしまうことへの疑問を解決しつつ、うまくキャラクターに昇華しています。
変身者のハルキは正統派のイケメンで、犬を助ける優しさ、前のめりに突っ込む熱血、空手経験から「押忍」が口癖など、かなり直球の主人公属性。かなり久しぶりな防衛チームの所属であり、組織の中でも・登場予定のジードに対しても後輩キャラというのもあり、正直申しましてゲイの僕としてはとても好みです。
ウルトラマンと変身者の双方に第一話でここまで好感を持てたのは久々なので、今回はかなり楽しめるのではないかと期待しています。
脇としては、ハルキの直属の上司にあたるヘビクラ隊長が、早々にハルキのケツを鷲掴みにしていて羨ましい限り(叱る目的ですが)。でもこの所作がジャグラス・ジャグラーを思わせ、そもそも俳優が同じ青柳氏、ヘビクラ→蛇蔵→ジャグラーと、どう考えてもジャグラーなんですよね。でもあのジャグラーが猫を被って規律をどうこう言ってるかと思うと噴飯ものですが…。
ラストで、地球外生命が地球人の青年カブラギに寄生するシーンが非常にホラーじみてて怖かったのですが、乗り移られたカブラギもけっこうなイケメンくん。今後はレギュラーの黒幕ポジションに収まるようなので、こちらの暗躍にも期待です。
仮面ライダーゼロワン「#35.5 ナニが滅亡迅雷を創ったのか?」
新撮映像ではありましたが、総集編で登場したイズに似た長髪のヒューマギア「アズ」が、アーク復活に必要なデータ集めにデイブレイクタウンを訪れるという趣向で、滅亡迅雷の4人の総集編といった内容でした。
滅雷亡はアズの思惑通りにデータを抜かれていましたが、どうも迅だけはアズを出し抜いている様子。そもそも爆散したはずの迅が復活した経緯も謎のままなので、今後のストーリーは迅がキーパーソンになりそうです。
完全に人格が変わったと思われていた雷が、昴のことを気にかけていたのも意外。昴は見るたびに可愛い弟キャラだなーと思ってしまうので、宇宙兄弟としての決着はどこかで設けて欲しいところです。
魔進戦隊キラメイジャー「エピソード11 時がクルリと」
今回はループものということで、普段は「〇〇回」とは言ってもけっきょく充瑠が活躍しがちだったのに対し、主役の為朝が孤軍奮闘し、その他の4人は「外側の存在」になっていました。でも、攻略のヒントは充瑠がもたらしていましたけどね。
タイトルも「時が~」となっていますが、ループの原因となっていた邪面師は「リセットボタン」なので、セーブ地点まで戻っているという感じなのかと思います。ゲーマーの為朝にも合致している設定です。
eスポーツの大会で倒した相手に、呪いに使うと言って髪の毛を抜かれる為朝ですが、絵的に分かりやすくするためかかなりの毛束を抜かれていてめちゃくちゃ痛そうです。ループの何回かは回避していましたが、どうも基本は毎回抜かれてたようです。
為朝の精神と毛髪が心配になる30分でした。
事情を知らないながら心情を察した充瑠からの鼓舞と、対戦相手に真剣に向き合うというシーンを経て、為朝が行った攻略は、邪面師が折れるまでループで倒し続けるという力技。その後、ガルザによる邪面師の粛清と闇の保険で邪面獣が出現・撃破してカラッと解決しました。
物語全体を通して「ヘリコの誕生日」にループが行われていて、魔進合体中に為朝の「ヘリコ、ハッピーバースデー」という謎のイケボで不意打ちされました。為朝ファンにはたまらない30分だったのではないでしょうか。