ショウマにハマりそうです。
ウルトラマンアーク「第10話 遠くの君へ」
カズオ!アマチュア無線マニア陰キャなのにイケメンなんてズルい!
カズオ・フィオ・怪獣ノイズラーの関係性が不明瞭な状態でスタートしましたが、蓋を開けるとフィオが黒幕だったなんてこともなく、カズオとフィオの幸せな会話にノイズラーが挟まってきたという構図。
光輪とバリアで音を出したりカラータイマーの音でダメージを与えるという知略バトル、SKIPの情報交換をアークが盗み聞きしている(いや気付くだろ)というコメディシーンは良かったですが、夜のシーンが全体的に真っ暗で見づらかったですね。以前の水中戦もそうでしたが、暗闇の表現を本当に暗闇でやらなくてもいいと思うのですが。
フィオの星が環境汚染で壊滅し、彼女が最後の生き残りというストーリーはオーソドックスというか、松本零士あたりの昭和のSF漫画の雰囲気があってこんな話を今の時代にやるんだなーと変に関心してしまいました。
一方で、通信が切れることが今生の別れとなるというのはインターネット世代にも十分伝わる概念ですね。それにしてもこの時代にハム無線というのも本当にマニアックとは思いますが。
カズオの「最初の友達」という発言に対比するフィオの「最後の友達」というフレーズもうまいですね。グッときました。
仮面ライダーガヴ「3話 ソーダパンチは罪な味」
ワンパターンなんですが、そのワンパターンが毎回辛い。人と交流を持ち、その人をグラニュートから助け、正体を知られる前に(バイクで)去っていく。令和版ではありますが第1作のエッセンスがふんだんなので、ワンパターンへの批判もあまり見られない印象です。
また、その中で縦軸がしっかり動いているのも見て取れます。イケメンライターが単なる恨みではなく「ガヴは良い方の怪物なのでは?」という考えに至っていたり、そのライターと先週のギャル社長に繋がりがあったりと。
見習いとはいえプロのライターでもSNS周りはギャルを頼った方が良いと判断する適材適所。実際にSNSの情報を通話で知らせるという「情報班」のような動きもしていて、もはやスーパーチームじゃなくてギャルでいいんだ…となるのはやはり令和。
全くの無から出てきた「科学班」のポジションも登場してきたので、外見が変化球に見えて実にオーソドックスなヒーローチームが形成されつつあるのは注目ポイント。
ショウマとゴチゾウって会話できるんだ…というのもありますし、けっこう仲良く過ごしているのに変身すると食っちゃって昇天してしまうので、どういうテンションで付き合ってるのかというのは首をかしげます。
なんかね…こう…イケメンを辛い目に遭わせて、しかし視聴者には「あーしはショウマのこと分かってるよ!」と思わせてハマらせるの、かなり悪質な商法のような気もします。かくいう僕もショウマにハマりそうです。
爆上戦隊ブンブンジャー「バクアゲ29 スパイとファミリー」
提供クレジットで「ファミリーが再登場!」と書いてあって「誰?」と思ったら1話でサンシータに追突されたヤのつく自由業のみなさん。さすがに細かすぎて覚えてないですよ。
シャーシロ回ということで、大也の回想や先斗との会話でシャーシロのバックグラウンドが断片的に垣間見えるという感じでした。親もスパイだったということで、ここにも「ファミリー」要素があるということですね。
現在、玄蕃が宿敵との因縁を強く持ってストーリーを回していますが、先斗が登場時からハシリヤンとの因縁が薄く、登場だけしてここまで来てしまったので、メンバーが1人になってるところに絡んでくる「暇人」のようになってしまっているのがどうにかならないのか。
意図としては個々人と絆を強めることでブンブンジャーに溶け込んでいくという流れなのかなとは思いますが、ブンドリオとビュンディが既に知り合いなので「相棒」がその要素の足を引っ張っている部分まであってうまくかみ合ってないですね。
ISA本部長と社長さんは人類側の分かりやすい黒幕ということで良さそうですね。さすがに「利権」とか言い出してるし、大也からも敵認定されてしまっています。最終的に人類の利益には供しているにせよ100%善人に落とし込まれることはないかな。
そうなってくると「先生」に裏切られた時の大也の絶望が…いやーたのしみですねぇ!(最低)