今週のニチアサは何かと男性のお色気が多くて眼福でした。
ウルトラマンZ「第3話 生中継!怪獣輸送大作戦」
「ゴモラを運ぶ」というこれまた初代のパロディ的なお話。初代では万博に展示する為に大阪に運んでいましたが、今回は人里に近い郊外から無人島に退避させるという逆パターンです。奇しくも再度大阪万博が予定されている現代ですが、さすがに人間都合で野生の怪獣を連れてくるという発想は今では非人道的と判断したのでしょうか。
それでも輸送中に暴れ出してウルトラマンに倒されてしまうのは同じですが…。
今回は来週の2号ロボの予算を取るためにクリヤマ長官が奮闘するという要素もあり、独立したエピソードながら来週と地続きになっている展開ですね。
ハルキが花粉症で集中力を欠いて失敗してしまうという、タイガのヒロユキを思わせるダメっぷりがちょっと不穏でしたが、ゴモラも花粉症で目覚めてしまうというフリにもなっていたので許容範囲内でしょうか。ハルキは新人で発展途上までは良いと思うのですが、中盤以降は頼れる戦力として描かれて欲しいものです。
ネットで話題になり、ツイッターでトレンドにまで上がってしまったのが、初代ウルトラマンを指した「マン兄さん」という呼称。あんまりにも酷いですが、Zのキャラだとなんだか許せてしまうのは彼の美徳と言えるのでしょうか。
仮面ライダーゼロワン「#37 ソレはダレにも止められない」
或人はアークとの戦闘でその恐ろしさを実感し、更にAIへの信頼も揺らいでしまうというスランプに陥ります。これ、前々から言われていた「ヒューマギアが人間の職を奪う」の拡大版で、今まで或人が「だいじょーぶ、だいじょーぶ」と周囲を言いくるめていた問題でもあり、どう落としどころを付けていくかがシリーズ全体のテーマになりそうです。
刃はアイちゃんにZAIA時代の非道、不破への仕打ちへの罪悪感を相談します。或人や不破にスポットが当たることが多いですが、彼女もなかなか壮絶な経験を経てきていて、刃としての物語の完結も畳みかけてきている感じがします。
滅亡迅雷サイドは亡にも変身能力が与えられ、ニホンオオカミ(ジャパニーズウルフ)をモチーフにした、鉤爪使いのスマートな女性ライダーになりました。その顔見せが天津に対してなのですが、45歳の男の服だけ切り裂いてパンツ一丁にするという謎のお色気シーンが…。
天津の履いていたZAIAパンツは、公式グッズで売り出すとのこと。
ここに来て福添副社長が活躍し始め、或人に復元してもらったシェスタを使って天津の不正をピックアップ、内部告発で地位を追うという作戦に出るようです。あまり活躍機会のなかった或人ですが、飛電インテリジェンス絡みのエピソードが続くところでの巻き返しを期待したいところです。
魔進戦隊キラメイジャー「エピソード13 地底大戦争」
マブシーナが糾弾する宝路のお宝探しですが、妙に鋭い充瑠は「宝探しは好きでやってない」と指摘。近いうちに宝路が抱える宝探しの事情も明らかになりそうです。
距離を詰めたがる充瑠にはそっけないですが、小夜には何かとモーションを掛けるし、戦闘でも非協力的だったり5人の邪魔をすることはなく、そもそも博多南やマブシーナとは顔見知りなわけで、例年の追加戦士でありがちな「利害関係が一致しない」とは少し違う、単純に距離を置いているという印象です。迷惑を掛けたくない系のアレじゃないかと。
今回は先週とは逆で邪面師はカット、地下から触手を伸ばして人間を襲っていた邪面獣を、新メカで撃退するというメカ回でした。ガルザも乱入し、シルバーと一戦交えて確執を感じさせる会話なども。
宝路の出自はあっさり明かされ、博多南の2つ上の実兄でオラディン王の養子、体内に埋め込まれたキラメイストーンの影響で加齢が遅れている「昭和の男」とのことでした。ラストにドリフ風の挨拶を満面の笑顔でやり始めるなど、クールキャラを装ってますが面白おじさんが漏れ出してますね。
そのキラメイストーンを移植されるシーンでなかなか逞しい裸体を見せてくれたのと、来週はなんと温泉回ということで、充瑠ともどもお色気シーンが満載の今週来週のキラメイジャーです。