スーパーヒーロータイムの冒頭で、ゼロワンとキラメイレッドがうがい・手洗いを呼び掛けてましたね。ちびっ子は好きなヒーローに言われると聞いちゃうますものね。
仮面ライダーゼロワン「#26 ワレら炎の消防隊 」
今回はちょっと話が雑な印象。消防士ヒューマギア・119之介ですが、心肺停止を見捨てる判断の是非はなんとも言えないところ。救急の現場で優先度は付けているでしょうし。人間=温かい・AI=冷たいの構図があまりにもステレオタイプなような。
肝心の119之介が常に首をかしげていて有能に見えないのもなあ。宇宙野郎昴なんかは見た目は幼いけどプロフェッショナルだったし。
ZAIAも雑で、ついに公衆の面前で119之介にベルトをハッ付けてマギア化されるという暴挙に。五番勝負編の完結に向けて天津の「悪どさ」を際立たせてるのかもしれませんが、もう天津も忍ぶ気ないし、或人ももっとちゃんと止めようか?
久々に副社長たち三人組が本編に絡んでいますが、イズがシェスタに避難経路を送るのが微妙に遅いし、そのシェスタも避難しきれずに逃げ遅れてるしで、本当に今回の登場人物が全員ポンコツでどうした?という…。
しかし、今回のレイダーは誰なんだろう。
不破はデイブレイクタウンで迅(と滅)に対峙。パワーアップした迅に後れを取ります。先週思わせぶりだった迅の変貌ですが、今週もまだ「なぜこうなったか」「何が目的なのか」の全容は明かされず、レイダーを量産する「亡」についても軽く触れる程度でした。
魔進戦隊キラメイジャー「#1 魔進誕生!」
新作。リュウソウジャーが死人が出たりと重めの一話だったのに対し、キラメイジャーは充瑠のキャラクターもあってか明るい雰囲気でスタート。
今回は映画版で既に結成されていた4人に充瑠が合流するという趣向。生身のまま戦場に突っ込んで行き、敵と戦隊の両方に吹っ飛ばされる充瑠がギャグっぽく描かれていました。充瑠の目線で吹っ飛ばされるカットはなかなか面白い映像でしたね。
常磐ソウゴのような不思議ちゃんかと思われた充瑠ですが、自己評価はあまり高くない子のようで、戦士に選ばれたことを受け入れられずにいました。想像力を働かせて絵を描くという「一芸」が彼の「キラメキ」であり戦士の資格。肝心の絵はあまりうまくないので、メインは想像力の方のようです。
これは使い古されたオンリーワン礼賛ではありますが、「何でもいいから得意なことを頑張ろう」という、前途あるちびっ子へのメッセージとしては大切なものです。
あまり仲良くなさそうなクラスメイトを助けるために変身を決意するという話運びも、充瑠の優しさだったり、ただ強いだけがヒーローじゃないよというメッセージ性もあり、ベタだけど、そのベタさが良いです。
充瑠の想像力と、それを具現化できるキラメイストーンの連携により、戦隊の戦力が一気にアップ。特に巨大戦への対抗策を持たなかった彼らに「魔進」をもたらします。とどめのだるま落としみたいな攻撃が充瑠の純粋さ(子供っぽさ?)が現れていました。
先輩戦士のうち、青は有名俳優・緑はスポーツ選手・桃は(おそらくテレビで有名な)美人女医であり、充瑠の知るところである有名人でしたが、黄色だけはeスポーツという未だマイナージャンルの達人であることで「誰?」と言われてしまう始末。
そこから魔進も、青=シャープさからジャンボジェット・緑=スピードからスーパーカー・桃=医者なのでドクターヘリと来て、黄色は黄色だからショベルカーですと「俺関係ないじゃん!」という、一話においては4段オチのギャグ要因に使われていました。
そんなわけでイエロー=為朝は今のところあまり充瑠を評価していないような態度ですが、こういう最初に反発してるのは後々ベッタリになるのがセオリーですよね。充瑠と為朝はどちらも好みのイケメンなので、二人がつるむ図が今から楽しみです。