錆丸くんがエッチ過ぎて無理でした。
ウルトラマンブレーザー「第19話 光と炎」
エミ隊員がんばりましたが、見つけたお父さんの手記は人間の黒幕に奪われるわでストーリー的にはやはり進展がありませんでしたね。
ここら辺の先延ばしにされた謎は最終話近くで回収されるであろうことは分かるのですが、当初の懸念通りというか、人間同士のいざこざが長引いて肝心の怪獣や宇宙人とのバトルがおざなりになってるなーというはあります。
最終回を迎えていない現時点で評価を下すのは時期尚早ではありますが、やはりエミ隊員まわり・防衛隊上層部まわりの黒幕が邪魔だなーと感じます。総集編も多過ぎですし。
そんなヒラノ参謀長は、黒幕の鶴の一声でなんか謹慎させられちゃってこれもまた理不尽ですね。
ブレーザー方面については召喚獣みたいな仲間が出てきてパワーアップした感じですね。
こちらも細かい理屈が核心に触れるのかあまり解説されず「この子、ブレーザーの所に行きたいみたい!」的な感情論で片付けられていました。やっぱり黒幕周りが色々蓋をしてるんだよな。
仮面ライダーガッチャード「第12話 暴走ライナー! 暗黒ライダー!」
スパイだどうこうはあっさり片付けられたというか、あっさり冥黒の三姉妹に抹殺されてしまったというか。というかあんな大口叩いてスパイの内偵だと出てきた本部のオッサンさスパイあんたの部下だよ謝ってくださいよ。
そんなことはどうでも良くて、先週から秘密で引っ張られた悪のライダー・ドレッドの変身者は錆丸くんでした。
例年のような主人公への個人的な恨みや敵意で闇落ちするという流れでなく、三姉妹に知識と才能を見込まれた錆丸くんが操られて変身させられる、という流れが「彼は全く悪くない」というのが良いですね。
古い例えですが、暴走したエヴァンゲリオンが暴れている中でシンジくんが「やめろよ!止まれよ!」ってやってたやつを髣髴とさせます。
いやね、まず朦朧とした彼に「何て言うんだっけ?」と問いかけて「変…身…」と言わせるというのがスケベですし、登場時からあったAIが「戦いたくない!助けて!」と彼の心の声を可視化するっていうのが、酷い状況なのに申し訳ないんですがゾクゾクしてました。
極めつけに、殴りかかろうとしたガッチャードに向けてマスク割れ(正確には意図的にマスクを溶かして)錆丸くんの素顔と涙をみせつけるという。人の心がないのか!めっちゃエッチです!
先週までサブ中のサブキャラだった錆丸くんが、闇落ち・尊厳破壊・攫われヒロインの全部盛りになってしまい。まあ登場時からルックスで好みではあったのですが、今週で一気に大出世しましたね。
後は無事のお帰りをと思うのですが、彼がクリスマスの犠牲者になるようなバッドエンドだけは本当にやめてくださいね。高校生ライダーの明るい話でここまで来たのですから、若者の生死をそういう扱いにはしないでもらいたいということだけは重ねてお願い申しあげます。
しかし、ここまで錆丸くんが活躍している中で、目立った活躍がないままただの顔がいい嫌な奴に収まってしまっている黒鉄スパナの明日はどっちだ!?
王様戦隊キングオージャー「第38話 不動のアイドルデビュー」
先週まで割とシリアスな個人回が多かったのですが、リタ回は終始明るい雰囲気で終わっていきました。というかあの過酷な世界観にあって彼女の両親が健在という新事実も驚きです。
周りの仲間が勝手にリタを可哀想な設定に当てはめ、分かったように励ますものの、最初からリタが発言していたように「潜入捜査としてアイドルオーディションに出ていただけ」という落語のようなオチも好きです。
今まで片言だったミノンガン(cv.関智一)が急にJYパークのモノマネゼンカイでプロデューサー業をしていたのは謎ですが、どうやら彼の「ミノ」の中には別の存在がいるようです。やっぱりゲンジロームなのかな?でも同時に居た瞬間があったような?
その他LDHやイコ・マリナなど、現実の地球の芸能人も多数登場でカオスでした。ダグデドはマルチバースを移動できるようですが、チキューのある宇宙を「お片付け」しているだけで、こちらの宇宙の地球の日本のエンターテインメントはお楽しみのようです。