ウルトラマンは来週からクロニクルに戻りますが、Zのオオタ隊員がメインみたいですね。カブラギも出てこないかなぁ。
ウルトラマンブレーザー「第25話 地球を抱くものたち」
息子の応援・地球語を話すブレーザー・爆弾を食べてくれる地球怪獣デマーガなど、本来盛り上がる要素がさらっと流されてしまったのは、最終回まで組織内のいざこざが持ち込まれてしまった構成が原因かと思います。
過去にもトレギアや闇の巨人などの宿敵ポジションが出張り過ぎて毎週の怪獣・宇宙人が添え物になってしまっていたシリーズはありますが(あそこまで酷くはないものの)今回はドバシ元長官が出しゃばり過ぎだったかな。
あと何度も申し上げましたが、総集編が挟まり過ぎで気持ちが萎えた部分もあります。
ドバシ元長官があまり追及されなかったのは、やり過ぎると「ウルトラマンの敵は怪獣」という軸がブレるというはあるのでしょうが、地球全体の安全保障が一部の上層部の保身で脅かされてるわけですから(良かれと思ってという情状酌量はさておき)やはり責任は追及されるべきかと。
現長官がドバシを無視して「発言を許す」としたのがまあ日曜劇場的ではありました。軍組織としても(権力者とはいえ)退役した部外者OBの指示をどこまで優先すんねんというのはありますし。
それで「ウルトラマンの敵は怪獣」という話ですが、いくつかの宇宙怪獣を送り込んできたV99とは和解したものの、ラスボスポジションであるデヴァロンは残されたまま。回収していかないV99も酷いし、「よっしゃ心置きなく倒すぞ!」となる地球サイドも酷いですよね。
番組として怪獣退治のシーンがノルマとしてあるのは分かるのですが、持って行き方があまりにデヴァロンが可哀想というか。せめてV99でも制御不能になって「地球人とブレーザーに任せろ」「ありがとう」みたいにもできたのでは?
途中途中の短編で良い回はあったものの、全体を通すと粗が目立ったウルトラマンだったかなと思います。
仮面ライダーガッチャード「第19話 りんねの夜明け!変身・マジェード!」
どうしてもりんねを2号ライダーにしたかったのか、まずは年末年始映画でマジェードを先行登場させ、テレビ本編でもスパナ変身の1つ前の回で再登場という流れでした。
りんね回というか、掟を重んじる彼女が一皮剥けるまでの成長が描かれたという感じですね。ミナトもなんとなく敵対しながらも彼女を導いていた印象を受けます。そうなるとミナトは素面のまま独自に動いているという感じなんですかね。
今まで恐ろしい敵として描かれていた冥獄の三姉妹も弱体化してきたというか人間味が垣間見えるようになってきましたね。いや、下の妹2人は今までも人間臭さがあったのですが、終始不気味な存在として描かれていたアポロトスも弱みを見せてきました。
宿敵ポジションはグリオンに移っていって、三姉妹は敵対しながらも付かず離れずの登場人物になっていくのかもしれません。ただ彼女らに玉置豪のようにはなってもらいたくない気持ちもありますが…。
来週はスパナが精神攻撃を受けるようなのでひそかに期待しています。
王様戦隊キングオージャー「第45話 王を継ぐ者たち 」
ゴッカンが氷・ンコソパが雷とイメージ通りの能力を持っていたため、トウフは「土」だと思っていたのですが「火」でした。
氷の秘術は法を無視した裁き・雷は電子機器を壊す・火は作物を燃やす(ここはイロキの伏線から続いています)と、それぞれの国を滅ぼす特性を持つのが「王の証」というのはなかなか面白い設定です。
氷の秘術の「自らも凍結する」というデメリットをカグラギの火で無効化するというのは、ゲームなんかだとありがちな戦法ではあります。僕はサガフロ1の停滞のルーンと杯の秘術を思い出しました。「お互いの欠点を補える」とはモノは言いよう。
スズメとモルフォーニャのエピソードはまぁ規定路線ですかね。スズメはともかくモルフォーニャは今回が最後の活躍機会だったかもしれません。
ミノンガンは声優さんが兼ねているゲンジロームと何らか繋がりがあるとばかり思っていたのですが、そんなことはありませんでした?いや今回も「封印」されただけなので、後から伏線回収されるんでしょうか?