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劇場版  ウルトラマンR/B セレクト!絆のクリスタル

 ウルトラマンルーブの劇場版を鑑賞してきました。当ブログでウルトラマンシリーズに触れるのは初めてなのですが、オーブ以降のジード・ルーブは全話視聴しています。ルーブは兄弟ウルトラマン。兄(平田雄也)もイケメンなのですが、どちらかというと弟(小池亮介)の方が好みです。

 

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 ルーブは過去の二作品と比べても世界観が特殊で、兄弟に力を与える先代ウルトラマンの出自が不明なうえに、怪獣に変身したり操ったりできる宇宙人の少女とも血縁関係にありました。

 

 歴代のウルトラマンを先輩と慕うオーブや、初代ウルトラマンから地続きの設定である「M78星雲」の裏切者・ベリアルの子供であり、ウルトラセブンの息子・ゼロとも共闘するジードとは、設定に違いがあります。というわけで、ジードこと朝倉リクは、宿敵によってルーブの世界に連れて来られる異世界人としてゲスト出演しました。

 

 メインストーリーの詳細については当ブログでは省略しますが、テレビシリーズとは違う映画専用の宿敵が登場し、時間内に撃退して解決するという、ヒーローものの映画では定番のフォーマットです。

 

  ストーリーの骨子は兄・カツミが進路に迷っている心の隙間に宿敵が入り込んできて、進路どころか人間かウルトラマンかの人生の選択を迫るというものです。更には、似た境遇のカツミの同級生を怪獣に仕立てて暴れさせるという非道ぶりを発揮します。

 

 宿敵がパソコンのモニター越しに誘惑してくるのは、つい最近アニメ化されたグリッドマンを彷彿とさせます。カツミの同級生がデザインした怪獣を実体化させるという辺りも。グリッドマンの製作には円谷プロも協賛していたので、一種のファンサービスだったのでしょうか。

 

 しかし、同級生に「イケメンでいいな」と妬まれて、否定しないカツミよ。

 

 というわけで、ほぼカツミが主役のように話が進んでいく一方で、弟・イサミはゲストのリクと行動を共にすることが多く、うっかり二人の決め台詞が混ざるなど、コメディ要素はイサミが一手に引き受けている感じでした。リク役の濱田龍臣くんも好みなので、このコンビは悪くなかったです。

 

  終盤には兄弟の妹・アサヒも変身するなど設定がインフレしてゆき、そもそも宿敵も「悪のウルトラマン」という触れ込みであり、そんな造形なのですが、結局この世界のウルトラマンとは?という疑問が曖昧なまま大団円を迎えてしまう辺りは、とてもルーブっぽくはあります。

 

 僕は僕で、終始イサミやリクを眺めてニタニタしながら楽しんでいました。