ゼロワンが最終回を迎えました。映画への布石はあったもののテレビシリーズ内の物語は完結したと思いますので、よく言われるディケイドの「続きは映画で」商法にはあたらないでしょう。
ウルトラマンZ「特別編 特空機シークレットファイル」
Z放送中に、急にクロニクルっぽい総集編が。
ロボット中心の総集編とはいえ、Zにはゼブンガー・ウィンダム・キングジョーと3体しかロボットが出ていないので、他作品のロボットに属するキャラクターも併せて紹介されました。
他作品のウィンダムを「他人の空似?」とトボけてるZはちょっと面白かったですが、ロボットだからってジャンボット辺りを担ぎ出すのは無理があるような…。
幼い頃の濱田龍臣くんの出演シーンを、SNSで「リクくん先輩っぽい子」を弄っていたのも少し面白かったですね。
仮面ライダーゼロワン「#45 ソレゾレの未来図」
或人と滅はぶつかり合うことで内に秘めたアーク(悪意)を克服、お互いの痛みを思いやることで人間vsヒューマギアの衝突は回避されました。これをもってテレビシリーズのゼロワンは完結とするようです。
そもそもアーク(悪意)が「全ての人間やヒューマギアに存在する」という広げ方をしてしまった為、アークとの決戦は事実上不可能になっており、映画の敵(や、アズ)を倒したところで、設定上は無限に戦いが続くわけです。
そこで、人間や滅亡迅雷のメインキャラについて「内向きの決着」をし、テレビシリーズの物語をひとまず完結させる構図に落ち着いたようですね。斬新だという宣伝の仕方をされていますが、エヴァンゲリオン辺りで使い古されたやり方にも思えます。
仮面ライダーに関係ないゴリラパワーで車のドアをこじ開ける不破、滅に「おとーさん!」と第1クールを思わせる無邪気さで絡む迅、亡をエイムズに迎え入れる刃、すっかりイイ人になった雷など、短い時間で綺麗にまとまっていたのではないかと。
ラストで賛否両論を巻き起こしたイズの再構築ですが、復元不可能で「工場出荷時」の状態になってしまったイズを、ラーニングで元に戻すと息巻く或人が、パッと見は希望的なようで、新生イズの人格を無視していて病的でもあるという見方もあります。
あの時点では「元のイズになるように教え込むぞ」と思っていても、時間が解決して「こいつは前のイズとは違うパートナー」となるのが健全だろうと思います。スタッフに良心があれば映画でそこら辺のフォローが行われるのではないかと。
また、ツイッターのトレンドワードに「お仕事5番勝負」が上がり、想像に難くなく批判意見が大勢を占めていました。僕も放送時には不満を漏らしていましたが、やはり3ヶ月も後味の悪い展開を流し続けたのはゼロワンの評価を大きく下げたと思います。
魔進戦隊キラメイジャー「エピソード21 釣れ、ときどき達人」
このサブタイトル「はれときどきぶた」ですか。
今回は久々に時雨がブルーらしい切れ者ぶりを発揮しましたが、マブシーナに発動した呪いのインパクトが強過ぎていまいち目立たない結果に。これでしばらく時雨回がナシかと思うと不遇ですね。
新しいカナエマストーン「リバーシア」は、時間を戻す能力があるとのこと。これで呪いの発動を先送りにするのかと思ったら、来週は過去に戻って呪いの元凶をなかった事にするみたいです。