今週は佳境のセイバーはもちろん、ゼンカイジャーもちょっとシリアスでした。
ウルトラマントリガー「SP 宇宙を翔る英雄」
先週に引き続きの総集編。
別に良いのですが、ルーブのイカロス回こすり過ぎじゃないですか?ちょっといい話なんかいらないんだよ!
来週はアキト回のようなので嬉しいのですが、数話に渡ってアキトに重心が寄り過ぎな気がして、後半から敵対する説に信憑性が増しているのが少々不穏です。
仮面ライダーセイバー「第46章 さようなら、私の英雄。」
来週が「最終章」と銘打たれており、今回は剣士たちが四賢神に辛勝するも次々と倒れていくという展開。後を追うユーリが治療をしている描写をわざわざ入れてるということは…最後に全員集合的なやつがあるのでしょうか?
飛羽真はストリウスの元に辿り着くものの、彼が詩人として書き上げた物語が全て全知全能の書に記されていたことを知って破滅的な考えに至ったことが明かされます。
芽衣は出版社に戻って飛羽真が書き上げた原稿を編集者として世に送り出すようで、彼女のこの行動も決着に関わってくるようですね。ルナは(ほとんどの力を使い果たしたのか)徒歩で飛羽真の元に向かうようです。
今回は真面目な回だったので茶化す部分もないのですが、ゼロワンが諸事情からテレビシリーズの不完全燃焼が拭えなかったのに対し、今作は「全力で戦っている」感じが出ていて「テレビで毎週見る」盛り上がりが良い感じで醸成されている印象です。
機界戦隊ゼンカイジャー「第23カイ! 三大合体 地球最大の戦い!」
ステイシーと介人の決着を軸に、ヤっちゃんや周囲の人物の人間描写あり、ステイシーが召喚する「偽戦隊」を絡めた集団戦ありと「前半戦の山場」と言っていい回だったのではないでしょうか。
介人が悩んだときにふっと助け舟を出してくるオトナなジュランが本当にいい奴です。
サブタイトルの通り、ゼンカイジャー側が合体を次々に繰り出してステイシーロボを撃破。彼らが(界賊陣営を含めた)仲間との絆で勝利したのに対し、偽戦隊を含めてあくまで孤軍奮闘でしかなかったステイシーの悲しい身の上が際立つ対比でした。
敗北後に水辺に倒れ込むステイシーの絵面が妙に綺麗に作り込んであったのもわざと思いますが、そんな彼を自ら地球に降り立ったゲゲが救出。イジルデに命令してステイシーに何やらする模様。その実行者はどうやら捕らわれている介人の母のようで…。
と、最後までシリアスで通した後の来週は水着で遊びまくるおふざけ回という温度差。
ところで今週のゲゲは、ほとんどの趣旨をイジルデの独り言という形でセリフが譲渡され、今までとは似ても似つかない声で「ゲッゲッゲ」と笑うだけというあんまりな扱いに。9月放送分くらいから代役なりが入ってくるんでしょうか。