初日に観に行ってしまいました。
セイバーの「約束」とリバイスの「家族」
ストーリーはリバイスのテーマである「家族」に、セイバーの「約束」を絡めていて、新旧合作な感じがよく出ていたと思います。
明らかに若い、未来人の中尾明慶くんが「過去の息子に会いに行く」という冒頭の発言で引っかかる違和感が、後々しっかり回収されていくのはナイスでした。
ライダー映画の宿命か、後半のドンパチが始まると割とどっちらけになるのですが、あまり複雑なストーリーよりも派手なバトルの方がちびっ子は楽しいと思うのでこれで良しと思います。
引き継がれた本郷猛
つい去年に藤岡弘、さんの本郷猛が登場して舌の根も乾かぬうちに、50年前の本郷猛として藤岡真威人くんがキャスティングされました。
てっきり平成令和ライダーと並んでイケメンライダーをやるのかと思ったら、かなりガッツリお父さんのモノマネをやっていた感じですね。
本郷猛として仮面ライダーの映画に出る以上は仕方ないだろうとも思いますが、別の機会で真威人くん自身が演じるヒーローも見てみたいです。
しかし一部の技を叫ぶ場面では、本家と聞き間違えてしまうような野太い発声を披露していたりと、ただのモノマネの域を超えた実力も垣間見えました。
バイスはいい子確定なのか…?
悪魔が支配するディストピアを化した未来に飛んだバイスが、一時的に悪魔側へ寝返ろうと心揺らぐものの、飛羽真たちの説得を受けて思い直すという場面がありました。
うーん…テレビシリーズ本編だと何か秘密を握っているような素振りも見せるのですが、バイスは「倫理感が飛んでいるだけのいい子」という立ち位置で確定したんでしょうか?
リバイスの物語自体が、どいつもこいつも腹に一物持っている感じなので、開始3ヶ月が経っても誰も信用できないというのはちょっとどうかなと感じます。
未来からライダーが襲来するの使い過ぎかも
今回は、未来のライダー・現在のリバイスとセイバー・過去の本郷猛という3つの時代のライダーが100年(ライダー50周年+劇中設定の50年の未来)という構図を作っていて、単品でみればよく出来ているのですが、そもそも未来ライダーやり過ぎですよね。
こうしてたまにいい感じのものができても「また未来かよ」というフィルターが掛かってしまうのはもったいない気がします。ご利用は計画的に。
ありがとうしあわせ湯!脱ぎまくる男子たち
銭湯という舞台装置を存分に活かし、冒頭とラストの2シーンでイケメン俳優が脱ぎまくりました!
特に序盤では、倫太郎が腰タオルのままノーザンベースに駆け込み、ソフィアの前でバスタオルを落として全裸に…というストーリーに全く必要のないお色気シーンが。ありがとうございました。
ソフィアはキャーキャー言いながらも指の隙間から見てましたよね。
山口くんはテレビシリーズの負傷シーンで「脱ぐと凄い」ことが判明して話題になりましたが、今回は本編の控えめなチラリズムはいったい何だったというレベルの脱ぎっぷりを披露してくれました。
ラストにはセイバー・リバイスの男性キャストが男湯でキャピキャピはしゃぐというパラダイスなども。男湯は映すけど女湯は映さないのがライダーだ。
共闘展開になって年齢も近い、蓮とさくらになんらかの絡みがあるかと思ったら、そんなことはありませんでした。