ギーツ最終回！ - sageてからのageて

いい最終回だった。

5話からほとんど間を空けずに、古代から神様と崇められていた地球由来の怪獣が登場するという民俗学方面のストーリー。宇宙人が連れてきた兵器怪獣よりも地球の自然の方が強いというのはちょっといいかなと思いますが、同系統の話が続いている印象も。

ゲントの恩師がナチュラリストに傾倒しつつ怪獣と融合（？）してしまい、圧倒的な自然の力で人類文明を浄化しようと目論むという展開でした。ただ強いだけの怪獣だと説得力が弱いので、人間と意思疎通ができる登場人物を用意した感じでしょうか。

前後編で序盤の山場という感じですが、総集編も含めて色々拙速だなと思います。こういうの普通は1クール目のラストに持ってくる感じの盛り上がりだと思うのですが…神様関連でオーブの時みたいに半透明の女神様みたいのが出て来るんでしょうか？

それはそうと、先週の上裸からヤスノブの筋肉が解禁されたっぽいですね。今週は気温が暑いというテイで腕見せしていました。もっとやれ！

最終回はあまりやることがなかったというか、ここまでで登場人物の関係修復などの回収は済んでいて、後はラスボスのスエルをぶっ飛ばすだけという感じでした。

先週のラストで（黒い分身に操られた）ツムリに撃たれてしまった英寿は実際に死亡してしまい、神様となって世界の全てを見守る存在になるという鎧武的なラストでした。それでもバトル時にはギーツナインとして登場したりもしていて、後続作品の客演もしれっとやりそうです。

VIP及びDGP運営はスエルと運命を共にして歴史から消滅（？）してしまった感じですね。ここまで生き残っていたサマスも嫌がりながらギロリと共に消滅したような描写ですし、未来人はジーンやキューンなどのイイモンだけが残った感じでしょうか。

大智はジャマトと一緒に暮らしてるっぽいので、実は彼がツムリに次いで英寿を覚えている存在なんじゃないですかね？

バトルがあっさりしていた分、登場人物の後日談の描写がしっかりしていたので満足度の高い最終回でした。

デズナラクを滅ぼしてジェラミーがバグナラクの新王となり、人類とバグナラクの和解の道が開かれて第一部・バグナラク編が終了しました。

デズナラクの善性を見せた直後にカメジムに抹殺されるという流れ、鎌倉殿や呪術廻戦のやり口！カメジムは新勢力のスパイと思わせてあっさり倒されてしまいましたが、やぱり新勢力の幹部として再登場するみたいですね。

それで、ゲロウジーム役の関智一さんも新幹部キャストに名を連ねていましたが、ゲロウジームも裏切る感じなんですか？20体合体にまで参加してイイモンのバグナラクだったのにこれはショック。

ゲロウジームに関しては「どこにでもいる」みたいなセリフをずっと擦っていたので、一時的に敵に回るものの最終的にはキングオージャーを助けてくれる二重スパイなんじゃないかとも思いますね。

奇しくもギーツ最終回と全く同じタイミングの第一部完となったわけですが、ここまでの流れが非常にキリが良いので、今週をもって戦隊ライダーを卒業してしまう子供が現れるのでは？と余計な心配をしてしまいました。