仮面ライダーギーツ「41話 創世Ⅲ:漆黒の将軍」
ジャマトの被害者役で登場した水野直さんがウルトラマンレギュラーの印象が強過ぎて「あれ?こんな重要人物いたっけ?」てなるのはちょっと勘弁。
「創世の女神に償わせる」辺りから景和の言動に違和感があったのですが、全体的に芯があるギーツの登場人物の中でも景和だけが虚無であるという指摘を見て、今週の展開を見たらなんとも納得してしまいました。
実姉が死亡したというショッキングな状況を考慮に入れても、恨む対象が違うでしょとか、令和ライダーシリーズで毎回やってしまっている「2号を無理やり闇落ち」を今回もやってしまったんだなーと。
それでも今までと比べると「ヤケになるのも仕方ない」という外堀の埋め方をしているのが救いですが。
しかもただウワーっと襲ってくるだけではなく、ツムリを泣き落として力を手に入れるというヒーローらしからぬ行動が…。
いやこの場面に関しては、イケメンが口八丁手八丁で女の子を騙してコントロールするという「顔がいい悪人」のムーブそのもので、ある意味で闇のセクシーさがあるなぁと悪い大人は興奮してしまったわけです。
ホストの手口ですよねコレ。日曜の朝に流していい内容じゃねぇ!これで大喜びしている辺り、僕は完全にケケラ側のようです。
王様戦隊キングオージャー「第17話 王は逃げない 」
超越者と思われたジェラミーがどんどんポンコツになっていき、現役の王であるラクレスやデズナラクにしてやられていて権威失墜といった感じ。そこから5人と同じ目線で真の「6人目」になるのかな?と予想しています。
今まで層が薄かったバグナラクにダイゴーグというパワー系の幹部も加入。旧作ではパワー系は序盤の壁として早めにやられてしまうことが多いのですが、ここら辺もまたステレオタイプを崩してきてどうなるのか読めません。
久々にキングオージャーが登場して3大やクモも合体して「全部入り」のロボになっていました。ロボのおもちゃから離れて久しい身ではありますが、近年はロボが複数台体制であることが多いのに対し、この「全合体」はロマンがあるなぁと好意的に捉えています。
そして引っ張りに引っ張った「ギラの偽装死亡」が解除され、ラクレスとのガチンコ勝負へ!傷ついたヤンマを助け出すギラというシチュエーションも相まってめちゃくちゃ熱かったですね!
この1か月ギラ死亡と行間ムーブで停滞感がありましたが、適度な期間で解除されれば必要な「溜め」だったと好意的に受け止められます。ライダーも少し見習って欲しいくらい。
「どこまでもどっちつかずで逆に信用できる」というヤンマのカグラギ評もナイスでしたね!今回はセクシーな傷メイクも含めてヤンマGJでした。