夏のヒーロー・ハイヒロが去り、気候も一気に秋めいてきてセンチな気分になりますね。
ウルトラマントリガー「第11話 光と闇の邂逅」
トリガー変身中のケンゴが3千万年前の世界に飛ばされ、当時のユザレや闇の三巨人、闇の一派であったトリガーと出会うというお話。一方でケンゴを失い抜け殻となった現代のトリガーですが、カルミラの術らしきもので動き出し、街を破壊し出します。
解決編は来週なので、今回はフリという感じでしょうか。
縦軸が動き出したのかな?というのはあるのですが、その縦軸が残念ながらあまりワクワクしない展開なので…。
主人公ウルトラマンが光に行ったり闇に行ったりというのは近年のウルトラマンではありがちな展開ですが、タイガみたいにあまり引っ張られると面白くないですね。オーブは確か2週またぎで解決したので、その辺りが限界かと。
仮面ライダーリバイス「第5話 世直しライダー!裏切り者は誰だ!?」
フェニックス内に裏切り者がおり、バイスタンプを盗み出して今週の騒動を引き起こした上に、仮面ライダーエビルとしてリバイスに襲い掛かりました。
エビルの正体は来週早々に分かるみたいなので、引っ張り過ぎないのは大事です。ライダーはどうでもいいフリを何週か後の忘れた頃に種明かしすることが多くて、それがシリーズ構成がとっ散らかる原因になっていると思うので。
今回は自分勝手な正義を振りかざす動画配信者の若者が一輝とフェニックスに諭され、さらに実のお爺ちゃん(林家木久扇さん)の優しさに触れて改心するという、正義・家族という2大テーマのおさらいのような感じだったのでしょうか。後半はエビルに尺を使っていたので、怪人まわりのエピソードはあっさり過ぎていった印象です。
リバイスも今週はフリで次回が重要という感じですね。
今週のお風呂ノルマは狩崎でした。演者の濱尾くんはイケメンなので本来は嬉しいのですが、狩崎の髪型や眼鏡が奇抜なせいでいまいち盛り上がりませんでした。
機界戦隊ゼンカイジャー「第30カイ! 隣のキカイはカキ食うハカイ?!」
先週までガチの怖い敵という先入観だったハカイザーですが、妙に間の抜けた喋りのさわやかおじさんキャラでした。
ちょっとうまいと思うのは、ハカイザーはトジテンドの側についているので介人や視聴者からすれば悪者なのですが、本人は至って本気に「ワルドを守る正義の味方」をやっているということです。
ああいうキャラは本来の介人は和解を考えると思うのですが、父・功博士の開発した武器を悪用しているという側面から頭に血が昇り、自然な流れで敵対関係が出来上がってしまいました。多分あの中身は父ちゃんだと思うんだけど…。
また、ワルドは柿(実は干し柿)というこれまた季節ネタで、鐘を聞かせた人間やキカイノイドの喉を乾かすというもの。全身を干し柿のように干からびさせる…までは劇中で語られていましたが、恐らくその先は死のみなので、実は恐ろしい能力者です。
巨大戦の牡蠣・花器・火器のダジャレ攻撃や、ハカイザーの憎めないキャラもあってなんだかほんわかした雰囲気の回になっていましたが、他の戦隊なら恐ろしい敵が追加されたと戦慄するところですよね…。
最近はステイシーも軟化してきてしまったので、誰がシリアスをやってくれるのか。