Gロッソの戦隊ショーのCMが「握手」「声出し応援」をことさら強調していて、客のうっ憤に応えている側面もあるのでしょうが、興行側の感情も込められているんだろうなと感じました。
ウルトラマンブレーザー「第14話 月下の記憶」
車にあだ名をつけるヤスノブ(かわいい)、ノーコンを気にしてキレるアンリ(こわい)などのコメディ要素がありつつ、怪獣との空中戦という見せ場がありました。
しかし、今回のストーリーの骨子は防衛隊の上層部や、さらにその上の権力者が隠ぺいした情報を探ろうとするエミ、彼女を容認・支援することを決意したゲントという「地球人同士のいざこざ」。
うーん…こっち方面に行きましたかというのが正直な感想。オトナ主人公のウルトラマンなのでちょっとこういう日曜劇場的な展開を入れたのかなと思う反面、こっちに時間を取られるとウルトラマンやスカードのバトルが減っちゃうよねという思いも。
趣向は違いますが、トレギアや闇の巨人など「毎週の怪獣」に挟まってきてしまう要素に近いですし、ニュージェネ制作陣の悪癖(は言い過ぎ?こういうのが好きな人もいる?)と思いますので、どうなんでしょうねと。
ブレーザー自体はもう撮影終了していますので、最終回までにはうまいこと収まるでしょうという安心感はあるものの、ちょっと不安にもなってきました。
そう言っているうちに、来週はガヴァドンのリメイクというユルめの話ですね。
仮面ライダーガッチャード「第7話 さよならサボニードル」
登場人物がいくつかのグループに分かれ、それぞれの視点で物語が展開していったり「来週に続く」展開だったりと、仮面ライダーぽくもあり戦隊ぽくもあるなかなか引き込まれる回でした。
めっちゃひらけた河原でケミー捕獲しておいて「あっちゃー人に見られた」とか、敵に襲われてるのになぜ変身しないのかとか、ツッコミどころも満載でしたが。後者についてはライダーとしては無能ですが、変身前の宝太郎がダメージを受けていたのは僕的には美味しい展開でした。
理論派りんねちゃんもスタバの注文は苦手というギャグはちょっと可愛かったのではないでしょうか。
ストーリーとしてはレスターGに引き続き善良な市民とケミーの絆という感じなのだと思いますが、似たような話が続くのはどうなんでしょ。ちょっとメインストリームが進みそうな雰囲気もありますが。
王様戦隊キングオージャー「第33話 シューゴー!キングとキョウリュウ!」
目移りしてしまって申し訳ありませんが、とにかくプリンスが可愛くって最高なコラボ回でした!竜星涼の声が響いてレッド継承はあまりにもご都合主義でしたが…。
地球の衣装を着た5人も良かったですが、なぜジェラミーだけチキュー服のまま?ジージャンで棒(剣)を振り回すヤンマが完全に川口のヤンキーでした。
思えばキョウリュウジャーの頃には既に戦隊を観る大人をやってたんだなーと微妙な気持ちになりつつも、懐かしいメンバーが嬉しかったです。当時高校生役で現在でも現役イケメン俳優であるソウジが「ニチアサ巻き」を担当していたのもニヤリ。
ノっさんとキャンデリアが婚約していたのもビックリ!記憶がおぼろげですが当時からそんな路線てありましたっけ?ここをジェラミーに絡めたのも良かったですね。
リタがラッキューロにハマるのは予想可能でしたが、いや…地球の、しかも日本のサブカルの数々を彼女に紹介するのはあまりにも刺激が強過ぎるのでは…?
来週は無事にチキューに戻るようですが、一波乱ありそうですね。
チキューの壁画の下部に地球の一部が映りこんでおり、地球側の壁画と合わせると地球の絵になる…というギミックは企画当初から予定されていたようです。キョウリュウジャーでなくとも、地球が舞台の何らかの戦隊とコラボ回をやれば繋がれたわけですね。
スズメが周囲に人がいない状況でも「ラクレス様!」だったのが気になります。彼女はどこまで本気なんでしょうか?