特に意図しているわけではないと思うのですが、今週は子供がらみのエピソードが多かったですね。
ウルトラマンブレーザー「第15話 朝と夜の間に」
先週までのギスギスした大人の世界とは打って変わり、子供と怪獣の交流というお話。初代では特に何でもないゲストキャラだったと思いますが、今回は隊長の息子が小学生ということでジュンが中心になりましたね。
あまり深くつっこまなければハートフルな話にも思えますが、ブレーザーが連れ去ったガヴァドンがどうなったかはぼやかしていますし、落書きをどんどん巨大化させていく子供たちにハラハラしてしまいました。
おじさんが管理している河原の作業テントに、勝手に侵入している子供の絵や工作が置きっぱなしなのはおじさんの優しさなのか?とか。あの兄妹が経営者の子息という線も考えましたが、シングルマザーな上に日本から引っ越してしまうのでそれも苦しいかとか。
奇しくも前回のジュン登場回と同じく、怪獣に悪意はなくとも人間社会に害がある場合は駆除されてしまうという熊問題に近いものがありましたね。現代の子供に考えさせるテーマとしては大切だと思います。
あと、最後に気になったのはジュンの「手紙を書くよ!」というセリフなのですが、さすがにこの時代に手紙ってちょっと。しかも直前に妹がSNSを使ってる描写もあるのでそこら辺は気を使って欲しいところです。
ZOOM会議をするゲント隊長のパンツがダサダサでしたが、アレはイケメン旦那の浮気防止のためにあえてダサいのを与えている妻の戦略と見ています。
仮面ライダーガッチャード「第8話 グレイトなきずな」
ゲスト小学生とその父の和解と、サボニードルとの「グレイトなきずな」というまあ無難なオチでした。意外性がないというと悪いようですが、近年のライダーはこういうオーソドックスさへの逆張りが行き過ぎていたので、かえって良いと評価しています。
ここ何話かミナト先生の「記憶消し」が悪そうな描写になっていましたが、今回はマイルドな感じに収まっていたこと、記憶消去後も父子がボヤーとしてしまうことなく、宝太郎たちも(ライダーやマルガムのことは忘れているが)知り合いの高校生くらいの認識になっていましたね。
まあ、そもそも「一般人から錬金術の記憶を消す」という錬金術師の掟も、あくまで錬金術師サイドの都合であって一般人にしてはたまったものではないというのがあります。ここら辺は「ヒーローもののお約束」で飛ばされてるきらいがありますが、自分はちょっと錬金術師スカしてやがるなと訝しんでいます。
公式サイトを読んだら、レスラーGとサボニードルの話は似ているけど結末が対比になっているという意図だったみたいですが、自分的には単に似てる話だなとしか思えませんでした。
三姉妹の中で「助太刀すると言ったのになぜ呼ばなかった!」とキレている場面がありましたが、敵組織内がギスギスしていることが多い中でなんかハートフルだなと思ってしまいました。
王様戦隊キングオージャー「第34話 シュゴ仮面の逆襲 」
地球で数日の時を過ごして帰還した王様戦隊ですが、宇宙航行中のウラシマ効果によってチキュー時間で半年が経過しており、情勢が変化しているという新たなトラブルが発生していました。
ヤンマの口から「相対性理論」という言葉が飛び出したのもビックリで、余計な大人の知識があるとソレって歴史の時系列大丈夫?とか余計な事を考えてしまいましたが。ヤンマはミニティラの力を使える剣を速攻で開発していたりと有能ぶりを発揮していましたね。
僕は今回のお話あまり違和感なく観てしまったのですが、デズナラク編後に改善したはずのバグナラク差別の問題が再噴出したことや、バグナラクが「今週の怪人」として巨大化して倒されたことがおかしい!という意見もあったようです。
ただ今回のハエは普通に悪人ですし、身内のジェラミーからも「お仕置き」と言われていたので別に~とスルーしてしまったのですが、差別問題を考えるときにこういう視点も大切なのかもな~と勉強になりました。
予告からネットをざわつかせていた「シュゴ仮面」は大方の予想通りラクレスでしたが、仮面を取って正体を明かすの早いっすね!別に仮面をつけないで新王の正体をボカすというのでも十分ストーリーは通ったはずなのに、小道具で仮面まで作ってふざけたのは流石というか。ラクレスとことんイジられますね。
各国に五道化が派遣され、11月期は一国ずつ開放していく流れになるんだなーと。RPGが好きな身としてはけっこうワクワクする振りでしたが、これも「最終回までにまとまるの?」といった心配の声がありましたね。